月曜日、火曜日に続き、本日(木曜日)も朝4時に家を出て、赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝9ホールプレーに行ってきました。昨夜の大雨の影響でバンカーには水たまりができていましたが、フェアウェイ、グリーンはまったく水の影響もほとんどありません。普段よりもティショットでランが出なかったことぐらいです。
ドライバーはいつも通り短尺スチールシャフトを装着していますが、いつもと違うのがクラブの長さです。普段は43.25インチの短尺仕様ですが、今日はこれに加えて41.5インチの短尺仕様もコースに持ち込みました。
41.5インチと言えば、、、そうです。5W、もしくは7Wと同じ長さ。
一般的なカーボンシャフトが装着しているドライバーは45.5インチ前後なのに比べると、4インチも短い仕様です。43.25インチの短尺スチールに比べても、1.75インチ短くなっています。
ゴルフ歴51年目を迎えてますが、後にも先にもここまで短いドライバーを作ったこともありませんし、そんなクラブを実際にコースで試したこともありません。
なぜ試そうと思ったかと言うと、5Wとドライバーを同じ長さにした場合、ヘッドの違いでどれぐらい飛距離が変わるのかを知りたくなったのと、もうひとつはティショットを打つのに最適な長さを知るための極端な実験をしたかったのです。
ちなみに、ドライバーのヘッド重量は短くしても重く調整してません。
普段使っているのと同じ重さ(198グラム)です。対して、5Wのヘッド重量は約216グラム。ドライバーの方が18グラムも軽くなってますがそのまま。ちなみにスイングウエート(バランス)を計測してみると、B6。ここまでバランスが軽いクラブを作ったのも初めてです。
前日にクラブを組んだ後、素振りをしてみるとヘッドの重さをほとんど感じません。シャフトだけを振っているような感じでした。
スタートホールは43.25インチのドライバーを使いましたが、12番と13番、そして16番の3ホールで41.5インチのドライバーで打ちました。予想通り、素振りした時と同じでヘッドの重さをほとんど感じません。でも、振りづらいというわけではないですし、インパクトで当たり負けするわけでもありません。
41.5インチにしてみて如実に違いが出るのが弾道の高さ。オートマチックに今までよりも打ち出し角が低くなり、低弾道になります。
そして、なんとも不思議なのが振り感。ヘッドが軽いおかげでビュンと一気にフィニッシュまで振り切れます。シャフトが極端に短いのでヘッドスピードが上がるわけではないのですが、体感的にはスイングスピードがかなり上がっているのを実感できました。
41.5インチにしているわけですから通常の長さよりも飛ぶことはありませんでしたが、普段使っている5Wよりはあきらかに飛んでます。43.25インチの短尺スチールと比較するとせいぜい3~5ヤード前後飛ばない感じでした。
短ければ弾道が低くなることは予想してましたが、予想外だったのはここまで短くしても飛距離はそんなに落ち込まないことです。そして、なによりバランスを気にせず、ヘッドを軽いままでも(5Wに比べると18グラム軽い)、飛距離の落ち込みは極めて少ないことが証明できたように感じます。
ゴルフクラブには様々常識があります。シャフトを短くすればヘッドを重くしてバランスを出すというの常識ですが、実は、この常識は必ずしも常識ではないのかも知れません。
41.5インチがドライバーのベストの長さであるとは思いません。バランスも軽い方が良いとは言い切れませんが、従来の常識が絶対に正しいわけでもないような気がします。
ゴルファーにとって本当に使い勝手が良いクラブとはどんなクラブなのか?
今回の実験で分かったことは、シャフトの長さは短い方がスイングスピードを上げていける。ヘッドが軽い方がスイングスピードを上げていける。シャフトの長さが短くなるほどに弾道は低くなる。
そして、間違いなく言えることは従来からあるバランスの数値に囚われない方が、自分にとって本当に必要なクラブを手にすることができるのではないか、、、、ということです。
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