ビバ!短尺スチール〜。ビバ!ヤングタイマー〜。ということでアナライズblogの読者の皆さんの中には、マーク金井仕様のちょい古ドライバーを試している! 試してみたい!と思っている方も多いでしょう。
そう書いている私も、かれこれ5年ほどは43.5インチ前後のドライバーを愛用。短い仕様にして使いやすいヘッドはどれなんだろう? と色々と試していた時期があります。
その経験から言いますと、基本的に460ccのフルサイズモデルは、短尺化には向いていないですね。重心距離が長くてつかまりにくいというのもありますが、一番の理由はアドレスした時に短く見え過ぎて気持ちが悪いからです。同じ43.5インチに組んでも、例えば300ccと460ccではヘッドが大きい方が圧倒的に短く見えるのです。
この5年で試した43.5インチドライバーは、C4(キャロウェイ)、320Ti(テーラーメイド)、540Ti(テーラーメイド)、Mc7(マグレガー)、SWEEP(プロギア)、CRAFT425(ミズノ)、EZONE 380(ヨネックス)、初代グローレ(テーラーメイド)、DYMO(ナイキ)、983K(タイトリスト)、MOE86(クーカイ)、その他たくさんあって数えられません(笑)
いろいろ試した中で大きさ的には230cc以上380cc未満で、私的にはヘッド重量が195g以下のものが使いやすい。そんな印象を持っています。
ヤフオクやメルカリなどで小さめヘッドのドライバーは非常に安価に手に入る一方で、難しいのが195g以下のヘッドを見つけること。Dバランス神話があるおかげで、ヘッドが
小さくても大きくてもドライバーヘッドの重さはだいたい200gを目指して作られています。
とくにコンパクトヘッド時代の米国ブランドになると200g オーバーが既定路線。これを短尺で使うなら、スチールではなくカーボンシャフト(70g台)にしたほうがいいかなぁと思います。
短尺スチールシャフトで使うとすれば、私的にはヘッド重量は195g以下がマストなのではないかと思います。
かっこ悪いと思うかもですが、いわゆるシニア向けブランドに注目すれば、比較的軽めのドライバーヘッドに当たる可能性が大。とくに46インチ以上の超尺がデフォルト設定だったモデルなら、ヘッド重量が195g以下になっていることが多いと思います。
そしてもう一つ、シニアブランドのいいところは、ロフト設定が大きめなところです。シャフトを短く、重たくすれば長かった時よりも弾道は低くなります。なので、ヤングタイマー的な短尺ドライバーで遊んでみたい場合はロフト11度以上で探されると良いのではないかと思います。
もちろん!マーク金井のようにキャリーではなく方向性、そして必要な距離はランも計算に入れて確保する!と割り切ったゴルフができる人なら、ロフト9.5度でもいいでしょう。短尺ビギナーで、今までのドライバーのイメージでボールを打っていきたい!と考えるなら、ロフトは12度以上あったほうがいいだろうな、と思います。
「短尺化」には2つの意味があると思います。
1.長いドライバーの振り遅れ、振りにくさを解消する。
2.飛ばなくてもいからフェアウェイの幅に打てるティショットギアが欲しい。
マーク金井が提案しているヤングタイマー&短尺ドライバーは、完全に2のケースです。シャフトを短くしたら弾道が低くなるのが当たり前。低くなるから大きく曲がる前にフェアウェイに落ちて、フェアウェイをキープできる。オルタナティブ(別提案)というのは、そういうことです。
とにかく遠くへ!が主流の中で、とにかくフェアウェイに打てるドライバーはどれ? と、実験含みで楽しみながらやっている。それがマーク金井のヤングタイマー。道具の提案の前に、プレースタイルの提案をしている。そこを理解していただくことが短尺化のスタートだと思います。
(書き手/高梨祥明)
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