先週末はゴルフ三昧。土曜日は千葉市民で18ホールプレー、日曜日は千葉市民で9ホールプレーからの、ブリヂストンレディースオープンを観戦してきました。
千葉市民では、最近購入した電動トロリーを使ってのプレーです。日本では電動トロリー(電動手押しカート)はまだまだ浸透していませんが、「歩くゴルフ」が当たり前の英国では、この電動トロリーは多くのゴルファーが活用しています。
今日、火曜日も赤羽ゴルフ倶楽部にてサクッと早朝9ホールをこなし、神田駅前の珈琲館にてゆで卵モーニング。今日発売された月刊ゴルフダイジェスト7月号を読みなながら、軽めにしていただいたアメリカン珈琲をいただきました。
この号は少しだけお手伝いし、ストロングアイアンの特集に登場してます。
ご存じの方も多いと思いますが、10年前ぐらいからアイアンのストロングロフト化(ロフトを立てたアイアン)が進み、メーカーの主力商品になりつつあります。ちなみに、ストロングロフトアイアンというのは厳密な定義はありません。
おおよそですが、7番のロフト角が29度以下のアイアンをストロングロフトアイアンというカテゴリーに位置づけられています。
さて、このアイアンのストロングロフト化。
ロフトを立てることの一番のメリットは飛距離を稼げることです。
ロフトが立っている方が、インパクト時の摩擦が減り、ボール初速が上がり、スピンが減ってボールが前に飛びやすくなります。例えば、34度の7番アイアンと28度の7番アイアンを打ち比べれば、ほとんどの人は後者の方が飛びます。メーカーもそれが分かっているから、どんどんアイアンのロフト角を立てているのです。
そして、ストロングロフト化されたアイアンには共通していることがあります。それは、、、、、、、
全番手の中で7番アイアンがもっとも飛ぶ(キャリーが出る)ような、ロフト角設定になっていることです。
例えば、7番のロフト角が27度だとしましょう。この場合、6番のロフト角は24度、5番のロフト角は22度ぐらいです。
ロフト角が少ない方がボールは前に飛びますが、アマチュアのヘッドスピード(ドライバーで約40m/s)の場合、ロフト角が25度を下回ってくるとボールを浮かせることが難しくなり、キャリーが出づらくなるのです。地面上のボールを打つ場合、アマチュアがキャリーを最も出せるロフト角は26~27度ぐらいです。別言すれば、ストロングロフト化されたアイアンは、6番や5番では、7番以上のキャリーを出すのが難しくなるのを避けられません。
ストロングロフトアイアンの最大の魅力は7番(正確には7番以下)の飛距離が出ることですが、それを達成するために6番や5番はボールが上がりづらくなる宿命を背負うことになるのではないかと超私的に思っています。今どきのアイアンはロフトを立ててもボールが上がりやすくなるように設計されているとはいえ、物理的にロフト角が25度以下だと、キャリーを十分に出すことは困難です。
ストロングロフトアイアンを使うのでしたら、全番手の中で7番が一番飛ぶ(キャリーが出る)という特性を理解しておいた方が良いかも知れません。ちなみに、ゴルフショップの試打クラブというのはおしなべて7番アイアン。これもまた、飛ぶ7番アイアンを作らなくてはならない理由のひとつと言えるでしょう。
(▼▼)b
ドライバー、FWの弾道安定につながる短尺スチール、再入荷してます。こちらから購入できます。
https://www.analyze2005.com/store/?cat=71