長らく欠品しておりました、短尺スチールシャフトが再入荷いたしました。こちらから購入できます。
http://www.analyze2005.com/store/?cat=71
マーク金井がドライバーに軽量スチールシャフト(短尺スチール)を装着してプレーするようになったのは2018年頃からです。2019年には短尺スチールドライバーがエースになり、アイルランドでプレーした時もこのドライバーが大活躍してくれました。
さて、この短尺スチールドライバー。
51年前にゴルフを始めた時は、ゴルフクラブのシャフトはスチール一択でした。それが、1980年代に入ってからは徐々にカーボンシャフトが普及し、現在はドライバーやウッドクラブに関してはカーボンシャフトが当たり前。スチールシャフトを最初から装着して販売しているドライバーはまずありません。
この流れを考えると、マーク金井がスチールシャフトをドライバーに装着というのはクラブの進化に抗っています(逆行しています)。
軽量とはスチールですからシャフト重量は約105グラム。アマチュア向けドライバー用カーボンシャフトの2倍の重さです(一般男性用カーボンシャフトの重量は40~50グラム)。
ちなみに、軽量スチールシャフトは男子プロが使っているカーボンシャフトよりも30グラム以上重いです。
数字だけ見ると、軽量スチールはアマチュアが使いこなせるスペックではないですが、不思議なことに実際に振って見ると重くて振り切れないということはないのです。
その理由は長さとシャフトの肉厚にあります。
ドライバーに軽量スチールを装着する場合、長さは43.25インチ。対して、カーボンシャフトが装着された一般的な男性用ドライバーの長さは45.25~45.5インチ。
2インチ以上短いので、スイングウエート(バランス)はかなり軽くなります。装着するヘッドによっても変わってきますが、短尺スチールの場合、バランスはC5前後しかありません。
そして軽量スチールのシャフトの肉厚はこれでもかってぐらい薄いです。シャフトの肉厚が薄くなるほどに、多くのゴルファーはスイングした時に実際の重量よりも軽く感じやすいのです。
ゴルフクラブには様々な常識(先入観)がありますが、その常識にしばられる必要はありません。誤解を恐れずに言えば、ゴルファーにとって本当に必要なクラブを手に入れるためには、常識に縛られないことではないかと思っています。
マーク金井もカーボンシャフトを装着したドライバーを使っていますが、飛距離を求めず安定感を優先させたい時は43.25インチの長さの方が求める結果を得られます。短くしてシャフトを重くしておいた方が、スイング軌道が安定し、ミート率も良くなるからです。
ドライバーに短尺スチールを装着するというのはオルタナティブなセッティングですが、ドライバーに不安を抱える人、そしてドライバーでスコアの浪費を減らしたい人には、きわめて有効な選択肢なんです。
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