マーク金井blog

2024年03月18日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 「ゴルフクラブセットの下地」

 

ジャパンゴルフフェアも終わって、いよいよ2024年春の新製品「発売」ラッシュが始まります。試打会も目白押しで「どのドライバーにしようか」「どのヘッドにしようか」「どのシャフトにしようか」と、ゴルファーにとっては楽しくも悩ましい“選択の季節”でもありますね。

 

 

さて、新兵器をマイ・キャディバッグの新入りに迎えた時に、皆さんはグリップを替えようと思ったことはあるでしょうか? 古いクラブではなく、買ってきたばかりの新品クラブのグリップを、です。

 

 

プロゴルファーと一般アマチュアのゴルフクラブ、その最も大きな違いはすべてのクラブが「同一グリップで揃っているか」にあると思います。

 

 

今年の春はドライバーを新調、秋には54°のウェッジ、年末セールでユーティリティを追加!なんていう五月雨式の買い足しパターンがアマチュアの常。せっかく新品で買ったのに一発も打たずにグリップ交換するのももったいないし、そんなに違いもわからないからとそのまま使用を開始! その結果、ブランドも太さも質感もまちまちなグリップのついた統一感のないクラブセットが出来上がってしまうのです。

 

 

プロの場合、どのクラブも同じブランドの同じモデルで、下巻き両面テープの巻き方、重ね方も統一されたグリップでビシッと揃えられています。これは我々アマもぜひ真似したい重要なポイントなのです。

 

 

もちろん、ゴルフクラブ全体の繋がりとか、セットの統一感については、ゴルファーの間でも度々話題になると思います。でも、内容はたいていスウィングウェイトの統一や長さのフロー、ロフトピッチいったスペック的な事柄になるのではないでしょうか。

 

 

しかし、ゴルフクラブセットの統一感は、まず自分が握りやすいグリップを見つけ、どのクラブでも同じようなフィーリングで構えられるようにすることから始まります。グリップを統一することと、自分にライ角度を合わせること。これはシャフト云々、ヘッド云々という前に「自分用とは何か」を押さえておきたいゴルフクラブセットの「下地」というべきものなのです。

 

 

ライ角度(長さ含む)のフィッティングといえばPINGが有名ですが、PINGは同時に太さ違いのオリジナルグリップを用意していることでも知られています。ツアーベルベットラバーなどの定番モデルなら5種類の重さ(太さ)を用意して、ゴルファーそれぞれに密着性の高いグリップ、つまりゴルフクラブを提供しています。とてもちゃんとしています。

 

 

実は、マーク金井のアナライズでも一時はPINGを上回る6種類のオリジナルグリップを用意して、オリジナルクラブを販売していたことがありました。今でも、太さに関しては「スタンダード」「やや太め」「太め(ミッド)」の3種類を常に用意して、mmアイアンやmmウェッジに装着して販売しています。

 

 

ゴルフクラブメーカーが純正グリップに採用するモデルは、その時のトレンドや供給メーカーの生産状況によって決まるため、たとえ同一メーカーのクラブで揃えたとしても、購入のタイミングが違えばバラバラグリップのクラブセットになってしまうことがあるのです。

 

 

かく言う筆者のクラブセットも、現在、アイアンだけは「いつものグリップ」ではないモデルが入っています。これはそのクラブメーカーに、筆者が好きなグリップの用意がないためです。アイアンセット7本、新品グリップをいきなりカッター切って、「いつものグリップ」に交換するのはやはり抵抗があります(汗)

 

 

今のところ弾道結果もすごく気に入っていますが、手にする度にどこか借り物で打っているような、そんな感覚に陥ります。このまま一年くらい使って「いつものグリップ」に替えた時、ようやく自分のアイアンとして受け入れられるのかなぁ、なんて思っています。

(書き手/高梨祥明)

 

アナライズオリジナルミッドサイズグリップはこちらから購入できます。

http://www.analyze2005.com/store/?p=13160

 


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