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2024年02月16日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 【こだわりをリセットする】

ここ2年、アイアンでの多過ぎるバックスピンを減らす目的でタイトリストの「AVX」というゴルフボールを使い続けてきました。ソフトな感触に慣れるために「AVX」でアプローチ・パットの練習をし、ラウンドでも「AVX」一択。最初は柔らかい感触に戸惑いつつも、2年も使えばそれが「正常」に。すっかりお気に入りとなっていたのです。

 

 

その「AVX」が今年、モデルチェンジされました。わくわくしながらNEW AVXを打ってみました。ん? さらに感触が柔らかい…。かなりの違和感を覚えました。

 

 

ゴルフボールに限らず、同じモデルを使い続けることは今の世の中、そう簡単ではないですよね。ゴルフクラブも突然のルール改正で今まで「適合」だったものが「不適合」になったり、同じモデルが2年以上売られるケースもほとんどありません。とくに、ゴルフボールは消耗品だけに生産されなくなれば、それで終わり。手持ちが尽きれば違うものに変えざるを得ないのです。

 

 

残念ながら使い続けられない、そんな商品サイクル(仕組み)になっているのです。

 

 

今年は、同じタイトリストから「プロV1xレフトダッシュ」というボールも発売されています。これはプロV1よりも低スピンとなる特徴をもったモデルだということです。今までタイトストのボールフィッティングを受けると、とくにアイアンスピンを減らした方が安定するゴルファーに対しては、「AVX」が勧められていました(私の場合もこのパターンで「AVX」ユーザーになった)。

 

 

おそらく、今後はプロV1でスピンを抑えきれないゴルファーに対しては、「プロV1xレフトダッシュ」がお勧めされていくのではないかと推察をしています。だからこそ、NEW AVXは極めてソフトな方向に大きく舵を切れたのかなぁと思っています。

 

 

早速、「プロV1xレフトダッシュ」をラウンドで使ってみました。結論からいうと、一発目からものすごく気持ちよかったです(笑) インパクト直後にフェースからボールが離れるスピードとタイミング、硬めの音、綺麗に伸びていく弾道にゾクゾクっとしました。

 

 

アプローチでのフェースへの乗り、パットのインパクト音とタッチもぴったり。そういえば、「AVX」の前は「プロV1x」を使っていたのです。しばらく忘れていましたが、本来好きな感触はこういうカチッとしたものだったんですよね(笑)

 

 

ボールを変えるだけで飛び方やフェースの乗り感、ショートゲームでのタッチは大きく変わります。愛用ボールがモデルチェンジした時は少し残念な気持ちになりますが、逆に違うボールを試す好機と捉えてみてはいかがでしょうか。2年に一度の間隔で、ボールに興味を持ってみる。こだわりをリセットするのも長くゴルフを楽しむためには、大切なことだと思います。

(書き手/高梨祥明)

 

パッティングの距離感も「距離と速度」が大事ですが、それも使用するボールによって大きく変わります。自分に合った距離感の掴み方は、Youtubeチャンネル マーク金井のオルタナゴルフパッティング 距離感の養い方 【素人のゴルフ】で紹介しています。

 


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