今週はゴルフ業界の最大イベント「PGAマーチャンダイジングショー」がフロリダのオーランドで開催されてます。ここではゴルフ用品メーカーが一同に集まり、世界中のゴルフ業界人が来場します。もちろん、国内メーカーも出展してますし、日本からも多くの人が現地に出向いています。
クラブメーカーは新製品を大々的に展示していますが、ドライバーに関しては共通点がいくつかあります。その最たるものはヘッド体積で、ほとんどのモデルが460CC。兄弟モデルをラインアップしている場合も、モデル毎のヘッド体積は460CCで横並びになっています。
さて、このドライバーのヘッド体積。
ルールで体積は460CC以内と定められていることが影響していると思われますが、果たして460CCが適正なんでしょうか?
物理的に考えればヘッドは大きい方が見た目がやさしくなり、なおかつ慣性モーメントを大きくしやすいのでミスに強いクラブになります。
反面、大きくなるほどに偏重心の度合いが増し、シャフトの延長線から外れた位置に芯が位置します。また、ヘッドが大きくなるほど(振りづらくなって)ヘッドスピードが落ちるリスクが高まります。
そして、そしてゴルフはドライバーだけでプレーしません。ドライバーのヘッド体積が460CCになると、、、、他のクラブと比べて、、、ドライバーだけがヘッドが巨大な状態になるのを避けられません。
体積が460CCというのは、、、ドライバーだけが特殊なクラブになってしまうということです。
ドライバーだけが特殊なクラブという位置付けであれば、460CCでなんら問題はないかと思います。しかしながら、ゴルフはドライバーを振った直後に、FWやUT、アイアンやウエッジを使います。加えて、ドライバーを使う頻度よりも、ドライバー以外のクラブを使う頻度の方が多いです。
これを考えると、ドライバーだけが特殊なクラブになるというのは他のクラブとのつながりが悪くなることはあっても、良くなるとは思えません。
では、どれぐらいの体積ならば、ドライバーは振りやすくなって、なおかつ他のクラブとのつながりがよくなるのか?
超私的には、ドライバーの適正サイズを模索するためにいろんな過去に発売された体積が異なるドライバーの試打を繰り返しています。ちなみに、今週は試打に新たに加わったのは、、、
2001年に発売したテーラーメイドのRシリーズです。
なぜこの24年前のドライバーを再び入手したかについては、近々YouTubeでじっくりと話させていただきます。
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