マーク金井blog

2023年11月15日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第32回「アイアンの性能はどこで決まる?」

 

非常に多くのモデルが発売されていて、どれを買ったらいいか迷ってしまうゴルフクラブがアイアンではないだろうか?

 

 

ゴルフ媒体などではマッスルバック・キャビティバック・中空・チタンフェースなどヘッドの構造でカテゴリー分けをするか、ロフト角によってコントロール系・中間系・ディスタンス系などと仕分けていくのが主流である。

 

 

しかし、筆者は常にアイアンのソールからその機能性を類推するようにしている。地面の上にあるボールを直接打たなければいけないアイアンの場合は、地面にコンタクトするソールのリアクションが振り抜け感やインパクト状況に大きな影響を及ぼすからである。

 

 

ロングアイアンではこの限りではないが、シャフトが短くライ角度がアップライトなショートアイアンの場合は、ダウンスイングでのヘッドの入射角度が非常に鋭角になり、そのままではヘッドが地中深くに潜る軌道のまま進んでしまう。そこでソール後方を意図的に地面に当てることでヘッドの進行方向を振り抜き方向に変えてあげる。そうすることで気持ちよく振り抜けるだけでなく、スクエアインパクトが得られロフト通りの距離を出せるようになる。この点は、ウェッジと同じである。

 

 

アイアンの「やさしさ」とは何か?

 

 

それはダフリ気味でもある程度ちゃんと距離が行ってくれることではないだろうか。しっかり当たった時の最大飛距離ではなく、少しダフったけど、とりあえず池やバンカーを超えてくれて助かった! ラウンドで欲しいのは、そんなアイアンの「やさしさ」ではないか?

 

 

その「やさしさ」を生み出すのは、注目されがちなロフト設定や慣性モーメントの大きさではない。

 

 

 

ソールの「やさしさ」なのである。

 

 

 

注目して見るべきはソールの「幅」である。

 

 

 

とくにミドル〜ショートアイアンはワイドソール、あるいは強めのキャンバーソール(丸みがあってソール頂点が盛り上がっている)になっているモデルを選びたい。

 

 

一般的にはロングアイアンほどワイドソールな中空モデルをコンビネーションする傾向があるが、前述した通りシャフトが長く、ライ角がフラットなロングアイアンはダウンスイングの入射角もそれほど鋭角にはならない。元々、スイープ気味に打ちやすいクラブである。ダフリにくいクラブでもあるから、意外に狭めのソール幅でも問題なく打てるのだ。いや、狭めのソールの方が実は打ちやすかったりする。

 

 

ロングアイアンのワイドソールには低・深重心化して「打ち出しを高くする」という別の目的があるが、個人的には狭めのソールの方が振りやすいし、ボールを上げたければロフトを寝かした方がいいと考えている。これはあくまでも個人的な考えであるが、地面にあるボールの打ち出し角度を決めるのはロフト角が主であり、深重心化ではないと思っているのだ。

 

 

ゴルフ界のレジェンドであるベン・ホーガンは、アイアン開発のスタートは「ソールから始めるべし」と説いていたという。ソールデザインから始めることで、自然にヘッドの大きさや形が決まっていくのだと。かっこよく言えば、「アイアンの真実は土の中にこそある」ということである。ゴルフショップに行ったならば、ソール幅の在り方とフローに注目していただきたい。

(書き手/高梨祥明)

 

まさにやさしい「アイアンソール」とは何か?をテーマに、マーク金井がラウンドテストを重ねて開発したのがアナライズMMアイアンです。マーク金井自身、もうニューモデルを作る必要なし!というほど惚れ込んでいる抜群の完成度。ぜひご体感ください。

 

mmアイアンはこちらから購入できます。

http://www.analyze2005.com/store/?p=11559


カテゴリー 未分類

コメントは受け付けていません。