土曜日、日曜日と姫路出張。昨年に続き「姫路オープンフェスティバル2023」のラウンドレポーターを仰せつかり、大会を盛り上げるお手伝いをしてきました。この大会は男子プロ、男子シニア、女子プロ、そしてアマチュアが同じ組でプレーというフォーマットで、それぞれのカテゴリーでパーの設定を変えてます。パーの設定を変えることで、ことなったカテゴリーのプレーヤーが同じティから打っても不公平が出づらい設定になっています。
すべての選手が同じティから打ちます。ドライバーの飛距離を考えると男子プロが圧倒的に有利なんですが、男子プロはパーの設定が68。対してアマチュアはパー72なので、アマチュアはハンデを4つもらっているのと同じです。例えば、男子プロは68でプレーしてもパープレー。対して、アマチュアは72で回ってパープレーとなるからです。
今大会はアマチュア枠で出場の播戸選手がプレーオフでバーディを奪って優勝。6アンダー66のスコアはお見事でしたし、プレーオフでバーディーで決着を付けたのは素晴らしかったです。プレーオフのティショットはフェアウェイをきっちり捕らえ、セカンドではピンにピタリと付けるショット。バーティパットをきっちり決めての優勝です。
昨年に続き、選手ではなくレポーターとしてコースを歩きましたが、あらためて感じたのはティショットの精度の重要性。ピン位置が非常に厳しいこともあって、ティショットをラフに打ち込むとグリーンを狙うショットの難易度が上がります。フェアウェイから打たないことには、バーティーを取れないセッティングになっているのです。
姫路オープンでは普段、プレーする時に比べると難易度が高いセッティングになっていますが、難易度が低いセッティングでもスコアメイクに大事なのはティショットの精度ではないかと思います。
フェアウェイにあれば芝抵抗が少ないですし、距離感のミスも出づらいからです。対して、ラフから打てば芝の抵抗が大きいですし、距離感のミスも出づらいからです。
スコットランドのリンクスに比べたら、日本のゴルフ場のラフはなんとか打てそうな感じの所が多いです。しかしながら、フェアウェイに比べれば難易度が上がり、ミスが出る確率は確実に上がります。超私的には、ドライバーは飛距離が出なくてもフェアウェイにちゃんとキープできた方が、2打目でミスする確率が確実に下がり、その分だけスコアの浪費を減らせます。
ドライバーは飛んだ方が有利と考えているゴルファーが少なからずいますが、ドライバーの飛距離増はスコアに直結するとは限らないと思います。むしろ飛距離が多少落ちてもフェアウェイキープする確率を上げた方が、スコアアップにつながるのではないかと思ってます。
実際、超私的にはドライバーに短尺スチールシャフトを装着してから飛距離は10ヤードほど落ちましたが、フェアウェイキープの確率が上がった分だけ2打目以降のショットでのミスが減りました。ティショットはまさにテニスやバレーボールのサーブと同じと思うようになってから、打たなくていいミスが減ったのです。
ゴルフは確率のゲームです。
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