ダイバーシティ、多様化の時代といわれて久しいが、世間はこのところ極端にギズギスし
ているような気がしてならない。
簡単に言うと「好きにさせろ!」と言って、自身と異なる意見に対して圧をかけてくるケースが多いのである。経験上、「好きにさせろ!」といってくる人は、たいてい「好きにさせてはくれない人」だったりする。異なる意見を容認、あるいは放っておけないようでは、多様化時代など生き抜けるはずもない。
マーク金井がYoutube動画のテーマとしているのが「オルタナティブ」である。独自の視点、別角度からの提案という意味である。例えば、「ヤングタイマー」なドライバーの提案。これもこのブログのアーカイブ記事を読んでいただきたいが、古いモデルを持ち上げて、最新ドライバーに「当てて」いるわけではない。
タテヨコの距離感を重視したテニスのサーブのようなドライバーショットを目指すならば、ちょっと古いヘッドや短めのスチールシャフトのほうがやりやすいですよ、という別角度からの提案をしているに過ぎないわけだ。
飛距離アップと許容性を追求して誕生した最新ドライバーとは、狙いが違う。
ゆえに最新とヤングタイマーは比較対象にはならないのである。多様化時代に馴染むためのキーポイントは、きっと他人と自分を比較しないことである。比較するのはあくまでも自分にとってはどうか?だけ。「自分事」として意見や情報を取捨選択することである。
チタンとカーボン、どっちがいいの?
ドライバーの構造、素材のことだって、どちらが有益なのか、ただ一つの正解などありはしない。あるいは、どっちが飛ぶの?と問われたら、答えようがあるかもしれないが、それだってあくまでもその人が打ち比べた時の「結果」でしかない。打ち手が変われば結果も変わる。つまり、正解は一つではない。
「オルタナティブ」とは、決して比較ではない。
違った視点で物事を見つめること。例えば、飛距離アップとは違う評価軸で、ターゲットを狙い打ちできるドライバーを模索すること。道具選びの目的はどこにあるのか? そこにこそ本当の「多様性」がある。
それにしても、チタンとカーボンは、どちらがいいのだろう?(笑)
気になった方は、マーク金井の打たずにいられない解説動画をご覧いただきたい。断っておくが、これだってあくまでも【オルタナティブ】な評価である。
(書き手/高梨祥明)
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