今年のマスターズ、今季絶好調のJ・ラームが最終日、最終組からスタートして優勝しました。初日からテレビ観戦してましたが、初日の1番ホールが終わった時点でラームは+2。パーオンしたものの4パットをしでかしダボ発進です。
恐らく、1番ホールではダボ以上叩いた選手はいなかったと思われるので、スタートホールを終えた時点で、ラームはビリだったと思います。
ビリ発進から2番、3番で連続バーディーを奪い、初日にトップに立ちました。3日目を終えてB・ケプカが首位に立ちましたが、ケプカはボギー先行でバーティがなかなか取れません。ボギーを叩かず、確実にバーディーを重ねたラームが、終わってみれば2位に4打差を付けました。
ラームのドライバーのスイングを観ていると、アイアンと同じような感じで振っているように見えます。
ドライバーもアイアンもコントロールを意識した振りなので、ドライバーとアイアンのつながり感があります。対して、松山選手はドライバーは良かったものも、アイアンとのつながり感が少し欠けたように見受けられました。超私的には、ドライバーを手にした時もアイアンを打つような感じになった方が、両方のショットがつながるのではないかと思います。
さて、本日月曜日はマーク金井のオルタナゴルフの動画配信日。今回もシャフトについて深掘りしていますので、ご覧いただけますと幸いです。
今回の動画ではシャフトの重量と振り心地の関係について話をしてますが、ポイントとなるのはクラブのバランスポイント(重心点)です。テニスのラケットや野球のバットではこのバランスポイントが重視され、プレーヤーは総重量と同じぐらいバランスポイントにこだわっています。何故かと言うと、バランスポイントは振り心地に少なからず影響を及ぼす要素だからです。
対して、ゴルフクラブはラケットやバットほどバランスポイントについておおっぴらにアナウンスがなされてません。クラブメーカーもゴルファーも総重量(シャフト重量)や、バランス(スイングウエート)には注目していますが、バランスポイントに対しての関心が薄いです。
クラブメーカーの多くは、
総重量(シャフト重量、グリップ重量)が軽いことが振りやすいとアナウンスしていますし、ゴルフショップもゴルファーも、そうだと信じている人が多いです。
確かに、総重量が軽いと振りやすい側面はありますが、シャフト重量、グリップ重量を軽くしてしまうと、バランスポイントはヘッド側に偏ってきます。結果、振った時にはヘッドが重く感じる場合が少なからずあるのです。
対して、マーク金井が普段使っている短尺スチールシャフトが装着されたドライバーは総重量が365gとかなり重いですが、実際に振って見ると重いと感じる人は少ないです。長さが一般的なドライバーよりも2インチ短いこともありますが、加えて、バランスポイントがシャフトの手元側に偏っているからです(軽量ドライバーに比べると)。
バランスポイントが手元側にあると、振った時にはヘッド側が軽く感じます。別言すれば、ヘッド側が軽く感じると、総重量が軽くなくてもゴルファーは振りやすい(軽い)と感じるのです。
ラケットやバットと同じくゴルフクラブの場合もバランスポイントは振り心地に少なからず影響を与えます。皆さんが振り心地にこだわるならば、総重量やバランス(スイングウエート)だけでなく、バランスポイントにもこだわっていただきたいです。
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