どまっすぐ!というべきところを、”ど真ん中”と間違えて連呼しておりますが
間違いなく曲がらないシャフトみたいです!
日曜日に続き、昨日の赤羽薄暮もドライバーを2本持ち込んでプレーしました。1本は短尺スチールシャフトを装着したキャロウェイのFTツアー。もう1本はキャロウェイのビッグバーサC4です。FTツアーはボディがカーボンでフェースがチタン。発売されたばかりのパラダイムと同じ構造のドライバー。
対する、C4はフェースもボディもカーボン素材。テーラーメイドのステルスシリーズよりも20年も前に発売されたヤングタイマーなドライバーです。
C4は専用のスリーブが必要なので、今となってはリシャフトできません。純正シャフトのままでの試打となりますが、改めて、使ってみて感じたのが
インパクト音とボール初速には何の因果関係もないことです。
昨日のラウンドでもそれが証明され、C4でもちゃんと打てばちゃんと飛びました。と言うよりは総重量が軽いこともあってヘッドスピードは上がりますし、何よりも低スピン弾道が打てるのでアゲンスト風でも飛距離が落ちません。
20年以上前のドライバーですが、今でも十分な飛距離性能を誇っています。あえて違いを上げるならばチタンドライバーとはまったく異質なインパクト音とフェースの弾き感です。チタンに比べると音が静かで(音が鈍い)、チタンに比べると弾き感が乏しい(物足りない)。
C4(カーボンヘッド)はチタンに比べると、音と手応えが劣っていると勝手に認識してしまうゴルファーが圧倒的に多く、それが不人気につながったのでしょう。
大部分のゴルファーは音や弾き感と飛距離には関連性があると勝手に認識しているのです。別言すると、ごくごく一部のゴルファーを除けば、ロジカルに飛距離性能を判断しているのではなくて、ヒューリスティックに飛距離性能を判断しているのです。ヒューリスティックを乱暴に訳せば、ロジカルな根拠が不確定な先入観や「思い込み」です。
C4はヒューリスティックな面でゴルファーからネガティブなイメージを持たれ、それが不人気につながったと分析するのが正しいのではないかと超私的に思っています。
逆に言えば、売れるクラブを作る極意はリアルな飛距離性能の高さはもちろんのこと、それ以上に大事なことはヒューリスティックに「飛ぶ」と感じさせるドライバーを作ることです。
誤解恐れずに言えば、大ヒットしたゼクシオは本来の性能の高さはもとより、ヒューリスティックな部分(澄んだインパクト音、弾き感の良さ)でもアドバンテージがあったから、20年もの間、売れ続けているのとも言えます。
ゴルファーに限らず、人間はあらゆる場面でヒューリスティックな処理をしがちです。それを考えると、売れるドライバーを作る上で求められるのは、リアルな飛距離性能以上に、ヒューリスティックを意識したモノ作りが必要不可欠ではないかと超私的に思っています。
C4を世に送り出したキャロウェイが20年経過してもカーボンフェース(カーボンウッド)のドライバーを作らない(市場投入しない)のは、昔も今もヒューリスティック的に不利だと判断しているのでしょう。
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