これは名器かと思います!発売されはや20年近く
毎日2万歩歩く人間にとって、ゴルフは歩数を稼ぐのに格好のスポーツです。昨日も赤羽薄暮でプレーしたおかげでサクッと2万2000歩ほど稼げました。いつもと同じく担ぎセルフの7本縛りでしたが、キャディバッグはアドミラルゴルフのハーフサイズ。ワンショルダーでシンプルな作りですが、軽量かつ担ぎやすいのでgoodでした。
ドライバーは2003年発売のR510TP、5Wは2013年発売のロケットボールズステージⅡ(どちらもテーラーメイド)。ドライバーは19年前、FWは9年前のモデルを使っているわけですが、これには理由があります。赤羽は距離が短いのでドライバーもFWも飛ばす必要はありません。距離をコントロールしやすいクラブを求めた結果、このセッティングに至りました。ちなみに、ドライバーに関しては新しいモデルも使っています。
現在手元にあるのは、テーラーメイドだとステルスプラス、ピンだとG410プラスと出たばかりのG430LSTです。シャフトはいずれもフジクラのベンタスTR、もしくはスピーダーNXグリーンを装着しています。
説明するまでもありませんが、2003年に作られたR510TPに比べると今どきのドライバーは劇的に進化してます。今どきのドライバーの多くはルール上限のヘッド体積があって慣性モーメントが大きいです。加えて、カチャカチャ式なのでシャフト交換がサクッとできますし、弾道調整機能も付いてます。20年前のゴルファーが見たら、まさに至れり尽くせりになっています。
では、この20年間でアマチュアゴルファーの腕前が良くなったかというと、そうとはいい切れないと思います。
20年前も現在も、100切り、50切りが目標になっている人が多いです。シングルの比率が高くなったというゴルフ場もほとんど見聞きしません。クラブが進化しているにも関わらず、アマチュアゴルファーの腕前というのは20年前とほとんど変ってません、、、、。
なぜ、クラブが(特にドライバーが)劇的に進化したにも関わらず、アマチュアはその進化の恩恵をスコアに反映できていないのでしょうか?
ドライバーはミスの許容範囲が広がり、飛距離性能も向上しています。ドライバー以外のクラブもスイートエリアが広がってますし、飛距離が出やすくなっています。20年前のクラブよりもアドバンテージがあるはずですが、そのアドバンテージがスコアに反映されない原因は、いったいどこにあるのでしょうか?
いくつか要因はありますが、超私的に分析するならば、スコアに直結するのは100ヤード以内のショットです。
ドライバーの飛距離が伸びても、100ヤード以内からのショットでミスを多発するとスコアをまとめることはできません。そして、ティショットに関して言えば、飛距離が伸びるクラブを手にするほどに「もっと飛ばしたくなって」、ミスを連発しているケースが目立ちます。
誤解を恐れず言えば、アマチュアゴルファーがスコアアップに本当に必要なのは、飛距離を出すことよりも初歩的なミス(アンフォースドエラー)を減らすこと。ドライバーの飛距離が落ちたとしても、確実にフェアウェイキープできるようになった方がスコアをまとめやすくなります。手前味噌ですが、マーク金井はドライバーの飛距離を10~20ヤード落とすようになってから、スコアが劇的に良くなりました。
100ヤード以内のショットに関しては、パターと同じで距離感と方向性が求められます。距離感と方向性が悪いといくらナイスショットしても、スコアをまとめることはできません。クラブがどれだけ進化しても、距離感(距離の打ち分け)というのはゴルファーのスキル(技術)が求められるのです。
クラブが進化したことは喜ばしいことですが、今のところ最新クラブがスコアアップにつながっているのは、プロゴルファーとプロに近い腕前を持っている上級者だけに限られているような気がしています。別言すれば、アマチュアが本気でスコアアップを目指すのであれば、最新クラブの性能を正しく引き出せるスキル(技術)が必要なのかもしれません。
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