マーク金井blog

2022年11月07日超私的な試打インプレッション  ピン G430&i230アイアン

本当に?最後の諦め


 

土曜日、日曜日は早起きして赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝9ホールプレー。プレー後は、神田のスタジオに戻って来客対応、そしてセミナーを実施しました。

 

 

 

 

赤羽では担ぎセルフで7本しばりで、アイアンはロフト30度7番とロフト40度の9番の2本。ウエッジはロフト45度のPWとロフト54のSWです。ロフト構成を考えると、PWを抜いて50度のAWを入れ、SWは56度の方がバランスが良さそうなので、近々、セッティングを変えようかと思っています。

 

 

 

 

マーク金井の場合、適正ライ角が7番で65度と非常にアップライトなこともあって、使ってみたいアイアンは限られます。市販のアイアンの多くはここまでライ角をアップライトにできないからですが、例外なのがピンのアイアン。ピンは昔からライ角のバリエーションが豊富で、7番で65度というのもサクッと用意してもらえるからです。

 

 

 

 

 

もちろん、試打用クラブをお借りする時もピンはちゃんとマーク金井のライ角に合わせて下さいます。これまで同様、11月11日に発売されるG430も、来年1月19日に発売予定のi230もライ角のカラーコードはホワイトを用意してくれました。

 

 

 

 

G430i230は記者発表で実物に触れ、それから神田のスタジオ赤羽ゴルフ倶楽部にてじっくりと試打しましたが、モデルチェンジがなされてもピンらしさが踏襲されています。具体的に言うと、両モデルとも7番のバンス角は9度と大きく、ソールが地面をコンタクトした時にアイアンらしいしっかりとした手応えがあること。ダフり気味にヘッドが入ってもソールが前に動いてくれるので、ダフりのミスに強いだけでなく、ダウンブロー軌道に打っていきやすいことです

 

G430アイアンのスペック

 

 

 

 

では、G430i230とではなにが違うのか?

 

 

 

 

違いはヘッドサイズとグースの度合い、そしてロフト設定です。

 

 

 

 

G430は前作G425よりもやや小ぶりですが、i230と比べると一回り大きめ。アドレスの安心感、直進性が高い弾道を求めるならばG430に軍配が上がり、やや小ぶりでシャープなヘッドが好きな人や、ラフの抜け、適度な操作性を求めるならばi230に軍配が上がります。ちなみに、iシリーズにはさらに小ぶりなi59、もっと小ぶりなブループリントがラインアップ。この4つのモデルの中では、i230は格好良さとやさしさのバランスが絶妙です。

 

 

 

 

実際に打ち比べてみると、G430i230とでは距離と距離感に関してコンセプトが異なります。

 

 

 

G430ピンの中ではストロングロフト仕様で7番のロフトが29度でPWが41度。
i230ピンの中ではノーマルロフト仕様で7番のロフトが33度でPWが45度。

 

i230アイアンのスペック

 

 

 

 

2つのモデルを比較するとちょうど1番手分ロフト角が違い、G430の8番のロフトとi230の7番のロフトはどちらも33度と同じ。別言すれば、G430は飛距離を求める人向けで、i230は飛びすぎを抑えたロフト設定。加えて、i230は3番からラインアップしているのでロングアイアンを多用したい人好みに仕立てられています。

 

 

 

 

他方、G430はストロングロフトになっている分だけウエッジのラインアップを増やし、PWの下に45度を新たに加えています。これにより、ウエッジは45度、50度、54度、58度の4本構成。超私的には、このセット物のウエッジは非常に使い勝手が良く、G430に興味があるならばまずはウエッジを先に使ってみるのもいいかもです。

 

 

 

打感についてはG430はフェースの弾き感が強く打感が硬め。i230も前作(i210)に比べるとフェースの弾き感が少し増してますが、インパクトでの球離れはそれほど早くありません。距離の打ち分けはi230の方がやりやすく仕上がってます。

 

 

 

超私的には、マーク金井の場合、アイアンでコントロールショットを多用するのでi230を選択したいです。できれば、7番~9番はロフトを2~3度立てて使いたいです。ロフトを立てることでグースネックの度合いが少し増すのと、普段使っているアイアンのロフト角に近づくからです。

 

 

 

 

かつてのピンと違って、今どきのピンはデザインはシンプルで高級感に溢れています。しかしながら、アイアンの基本的なコンセプトはこれまで通り、「芝の上」で打った時の使い勝手の良さにこだわってます。このブレないクラブ作りこそがピンの最大のオリジナリティであると超私的に思っています。

 

 

 

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