練習場で同じ所ばかり狙って続けて打っていませんか?
9月21日のブログでも書きましたが、マーク金井は今から50年前、1972年(昭和47年)にゴルフクラブを初めて手にしました。その後、ゴルフをまったくしなかった時期も数年あったりしましたが、35年前からゴルフ業界に入り、17年前にアナライズ神田スタジオを設立。現在は、時間さえあれば赤羽ゴルフ倶楽部にて薄暮プレーに勤しんでます。
この50年間でゴルフクラブはすっかり様変わりしていますが、昔も今も変らないのがドライバーのロフト角です。
ドライバーの場合、この50年間でアイアンのロフト角は劇的に変りましたが、ドライバーのロフト角はほとんど増減がありません。昔も今も、ロフト角は10度前後(9~11度)というのが主流です。マーク金井に関しても、ロフト角はこの50年間、ほとんど同じ。現在のエースドライバーである、キャロウェイのFTツアーは9.5度、テーラーメイドのステルス+は9度をチョイスしてます。
アイアンとドライバーとではロフト角に対する考え方がまったく違いますが、もうひとつアイアンとドライバーとでまったく違うことが生じてます。
それはライ角です。
50年前も現在もアイアンのライ角は大きく変ってません。昔も今も、5番アイアンのライ角というのは61度前後が主流です。対して、ドライバーのライ角はというと、これでもかってぐらい変りました。
マーク金井がゴルフを始めた頃のドライバーの長さは42.5~43インチで、ライ角はどこも54度前後でした。
それが現在では、長さが45インチ以上になったにも関わらず、ライ角は58~61度と非常にアップライトになっています。
クラブが2インチ以上長くなれば、普通はライ角はフラットにしますが(5番アイアンよりも3番アイアンの方がライ角はフラットになってます)。ことドライバーに関しては、クラブが2インチ以上長くなっているのに、ライ角はアイアンのセッティングとは逆に4~7度もアップライトに設計されているのです。
50年前の設計者が現在のドライバーのライ角を見たら、、、
きっと、とてつもなく驚くでしょう。ドライバーのライ角がアップライトになりすぎると、インパクトでソールが地面と平行になりません。インパクト時にヘッドのトウ側が浮いてしまい、フェースが斜めの状態でボールを捕らえることになるからです。
ライ角をアップライトにすると(トウが浮いた状態)、フェース面がターゲットよりも左を向き、捕まりが良くなります。
ただし、ドライバーの場合はロフト角が10度前後なので、ライ角をアップライトにしてもその効果というのはそれほど大きくありません。ロフト角が0度だと、インパクト時のライ角がフェースの向きに与える影響のはゼロだからです。対して、ロフト角が45度を超えてくると、インパクト時のライ角がフェースの向きに与える影響は非常に大きくなります。
ドライバーのライ角が60度前後というのが主流になってますが、このライ角だと捕まり少し良くなるメリットはありますが、それと引き替えに、フェースは斜め上を向いた状態でインパクトを迎えることになります。そして、フェースが斜め上を向いた状態でインパクトを迎えるということは、打点位置がヒール側に偏るリスクが高まるのです、、、、。
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