ミスの連鎖が起こりやすいフェアウェイバンカー
月曜日は赤羽ゴルフ倶楽部にて薄暮9ホール、火曜日はテーラーメイドの記者発表会に出席した後、サクッと電車で移動して赤羽で薄暮9ホールプレーしてきました。両日とも、テストしたいシャフトのスリーブがテーラーメイド用ということもあって、ドライバーはテーラーメイドのステルス+でした。
ステルス+、そして昨日記者発表会でお披露目されたステルスグローレともに、フェース素材はチタンではなくて、カーボンです。テーラーメイドはカーボンウッドと名付けていますが、ボディはカーボンと金属素材の組み合わせ。正確にはカーボンウッドというよりはコンポジットウッドです。
対して、テーラーメイド以外のクラブメーカーは現時点では、どこもカーボンフェースを採用しておりません。フェース素材はチタンです(ボディはチタンとカーボンの複合が増えてます)。
さて、このフェース素材。
現在は、チタンフェースが主流で、カーボンフェースはテーラーメイドだけです。かつてはキャロウェイ、PRGRはカーボンドライバーを作ってましたが、今は作ってません。ちなみに、30年以上前に遡るとミズノ、ヤマハもカーボンドライバーを作ってました。ちなみに、これらはフェースだけでなくクラブ全体がカーボンです。
では、これからは他のメーカーもカーボンフェースを登場させるのでしょうか?
今の所、テーラーメイド以外のクラブメーカーがカーボンフェースを登場させるというアナウンスは入ってきてません。ここからは推察の域ですが、いくつかのクラブメーカーはカーボンフェースを試作していると思いますが、少なくとも2023年にかけてはチタンフェースが主流の座を譲らないでしょう。
カーボンフェースはチタンフェースよりも軽量化できるのは魅力ですが、強度の問題もあって現在の技術ではフェースを薄く作るのが非常に困難です。加えて、カーボンフェースはチタンフェースに比べると表面の傷が付きやすい。これもまた、カーボンフェースの採用しづらさにつながっているように思われます。
もちろん、近い将来は技術革新によって今よりも肉薄で、なおかつ傷も付きづらいカーボンフェースが登場する可能性は大いにあります。
そして超私的なことを言わせてもらうならば、カーボンフェースにこだわるならば、かつてのキャロウェイのC4のようにフルカーボン(フェースもボディもカーボン)も大いにアリではないかと思っています。
テーラーメイドのステルスシリーズが大ヒットを続ければ、ひょっとしたらキャロウェイはC4を螺旋的に進化させたフルカーボンのドライバーを出してくるかも知れません。気の早い話ですが、キャロウェイは2023年以降、限定モデルでフルカーボンドライバーを出してくるかもです。
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