マーク金井blog

2022年07月20日超私的な考察  全英オープンではなぜパターでアプローチをする選手が多いのか!?

憧れていませんか?


第150回目となった今年の全英オープン。ゴルフの聖地、セントアンドリュース・オールドコースでの開催でしたが、クラレットジャグを手中に収めたのはオーストラリア勢のC・スミスでした。

 

 

 

サンデーバックナインで6つのバーディを重ねて一気に抜け出しての逆転劇でしたが、テレビ観戦していて目に入ったのがパターを使ってのアプローチです。グリーンエッジはもとより、グリーンまで40ヤードぐらいあってもウエッジではなくてパターを手にする選手が目立ちましたが、これには理由があります。

 

 

 

フェアウェイが硬く締まっていてグリーン並に転がりが速く、加えてフェアウェイが凸凹しています。ウエッジだとファーストバウンスがどんな方向に跳ねてくるのか予想できないので、最初から転がすことを選択しているのです。オールドコースを攻略するのに一番最善で確実なのは、パターであるからどの選手も迷いなくパターを手にしてアプローチしているのです。

 

 

 

スミスも圧巻だったのが17番のパターでのアプローチ。グリーン手前のポットバンカーの脇をすり抜けるように転がし上げて3メートルに3オン。パーパットを見事に沈めて、最終ホールのバーディーにつなげています。

 

 

パターでのアプローチはテキサスウエッジとも呼ばれたりしてますが、超私的には日本のコースでもパターを使ったアプローチは大いにアリではないかと思っています。深いラフからは無理ですが、グリーンエッジや花道からのアプローチではパターが一番確実だからです。パターを使うなんて「かっこ悪い」と思っている人もいたりしますが、メジャーチャンピンオンがやっていることを「かっこ悪い」と思うのは、いかがなモノかと思います。

 

 

 

 

そして超私的にはパターの次にやさしいクラブはランニングウエッジ(チッパー)です。赤羽でスコアメイクに役立つクラブとしてR25を設計、開発しました。これはピン型がパターと同じ形状。ロフトが25度あるので少しキャリーが出てくれ、花道だけでなく、浅いラフからとかでも転がして寄せやすくなっています。

 

 

 

 

 

ゴルフはゴロふ。

 

 

 

 

ボールを高く上げてスピンを利かせて寄せるのに比べると、ランニングウエッジで転がして寄せるのは派手さはありません。しかしながら上げるよりも転がしに徹した方が、打ち損じのミスが出づらく、なおかつ方向性も安定してきます。

 

 

 

 

マーク金井はパー3でドライバーを使うことが多く、グリーン周りではR25を使うことが多いですが、これもまた転がして寄せるゴルフに徹したいからです。パターの感覚でドライバーを打ち、ボールを上げることよりも転がすゴルフの方がコースを攻略しやすいと思っているからです。

 

 

 

 

パターでフルショットしないのと同じく、ドライバーでもフルショットをしない。

 

 

 

 

これを心がけるようになってから、ドライバーの方向性が劇的に安定しただけでなく、転がすゴルフの方がプレーの奥行きが広がりました。ちなみにマーク金井はSWのアプローチは苦手にしてません。得意な方ですが、それでも転がしを積極的に選択するのはその方が寄せワン、チップインの確率が高くなるからです。

 

 

 

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