数字に踊らされていませんか?
昨日は雨の合間をぬって赤羽ゴルフ倶楽部にて薄暮9ホール。雨が大量に降るという予報も影響したのでしょう。来場者が非常に少なくてコースは貸し切り状態。午後3時38分に10番ホールをティオフし、午後4時48分に18番をホールアウト。
お一人様でスタートする予定だったのですが、ティグラウンドに上がった時に見覚えのあるデカトロンのキャディバッグを担ぐゴルファーが1番ティに。声をかけてツーサムでインコースを回ってきたのですが、両者のクラブセッティングは実に似ていました。
ドライバーに装着されるシャフトは二人とも短尺スチール。そして担ぎセルフで7本縛り。加えて、パターのロフト角はどちらも9度だったのです。
さて、このパターのロフト角。
ルールでは10度以下と定められていますが、ルール上限に作られたパターはほとんど出回ってません。手前味噌ですが、9度をラインアップしているのはアナライズのハイロフトパターぐらいだけです。加えて、クラブヘッドにロフト角が刻まれたパターというのもほとんどなく、アナライズのハイロフトパターぐらいだけでしょう。
ドライバーやウエッジ、FWやUTにはロフト角が刻まれているのが普通ですが、なぜかパターにはロフト角が明記されていません。皆さんがお使いのパターも恐らく、ロフト角が刻まれてないはずです。だからでしょう、ドライバーやウエッジのロフト角は知っていても、自分が使っているパターのロフト角を存じている人も少ないです。
では、なぜパターにはロフト角が刻まれていないのか?
ドライバーやウエッジと比べて、パターのロフト角を気にする人が非常に少ないからメーカー側も明記する必要がないと思っているのかも知れません。加えて、パターの場合、ロフト角のバリエーションが何種類もないから、わざわざ明記する必要がないと思っているかも知れないです。
対して、マーク金井が設計したハイロフトパターは、ロフト角を3種類ラインアップ。同じヘッド形状でロフト角が5度、7度、9度を作っています。ロフト角をマルチで作ったのにはもちろん意味があり、グリーンの状態、芝の種類、そして打ち方によって適正ロフト角が異なるからです。
パターはボールを転がすための道具(クラブ)だから、ロフト角はいらない(ロフト角は少ない)方が良いという考え方もあります。もちろん、それで上手く打てているのでしたらその考え方を否定する気は毛頭ありませんが、ロフト角が少ないパターはハンドファーストの状態でインパクトしづらくなります。
加えて、グリーン上ではボールはその重さで芝に沈んでいます。芝に沈んだボールをスムーズに転がすためには、打ち出し直後にほんの少しキャリーを出した方が良いという考え方もありますし、なによりもロフト角があった方がインパクトでフェースにボールが乗る状態を作りやすくなり、距離感をコントロールしやすくなるのです。
パターこそロフト角が重要ですし、自分にちょうどいいロフト角のパターを使った方が3パットを減らせ、1パットを増やせるようになってくると超私的に思っています。
昨日からゴルフダイジェストのゴルフポケットにてハイロフトパター3本セットを限定販売しています。ロフト角が多いパターの効用に興味ある方は、ご覧いただけますと幸いです。
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