素振りは大切ですが、諦めたほうがよさそうな素振りもあります
昨日はお昼に駅ナカで立食い蕎麦をいただいた後、サクッと電車に乗って赤羽ゴルフ倶楽部へ移動。午後4時前にお一人様で10番ホールをティオフ。雨予報ということもあってコースが空いてたおかげで1時間ちょっとでホールアウトできました。
赤羽でプレーする時、クラブの本数は7本。ドライバー、5W、7番、9番、そして昨日は48度のAWと54度のSW、パターはロフト9度をチョイスしてプレーしました。
赤羽は高麗グリーンということもあって、ロフトの多いSWを入れることはまずありません。高麗はファーストバウンドでスピンがほどけてしまうので、ベントグリーンのようにボールがキュキュッと止まりません。止まらないグリーンに対しては、最初から転がしを計算に入れてた方が距離感が合いやすいからです。
さて、このSWのロフト選び。
かつては56度と60度を入れたこともありますが、最近は、赤羽以外のコースに行っても54度のSWを入れてプレーしています。60度の代わりに58度を入れたりもしますが、実際にコースで使う機会は非常に少ないです。
54度にしている一番の理由は、ボールが上がり過ぎないことと、スピンがかかり過ぎないからです。
ボールが上がり過ぎないことと、スピンがかかり過ぎないことにこだわるのは、その方が距離感が出しやすいのと、前後のミス(距離感のミス)が出づらいからです。赤羽でプレーしているおかげかも知れませんが、高麗グリーンだけでなく、ベントグリーンにおいても、キュキュッとスピンがかかるイメージではなく、ファーストバウンド後、トン、コロコロッと転がるイメージで距離感を出してます。この方が、距離感が安定するのに加え、チップインする確率も増えています。
ウエッジに関しては高いスピン性能を謳うモデルが多く出回っていますが、今のところこの手のウエッジを衝動買いすることはないです。プロトーナメントが開催されるような厳しいコースでプレーすることがないので必要性を感じていないからです。
加えて、高いスピン性能を誇るウエッジは少しでも打点位置が狂うと、前後のミス(距離感のミス)が出やすいからです。
ウエッジに限りませんが、ゴルフクラブはスイートスポットで打つよりも、スイートスポットよりも数ミリ下側で打った時に最もスピンがかかります。逆に言うと、打点が上下に数ミリズレただけでもスピン量はガラッと変わります。例えば、30~50ヤードの距離を打った場合、打点位置が数ミリずれただけでスピン量は1000~2000回転変わり、その結果、打点位置のブレだけでキャリーだけでなく、落下後のランが数メートルも変わってしまうのです。
ゴルフは確率のゲームです。
56度のSWでアプローチの距離感が上手く出せない人、スピン性能が高いSWを使って距離感が今ひとつ合わないと感じているのならば、ロフトを2度減らして54度のSWを使ってみることをお勧めしたいです。
また、スピン性能にも特にこだわらないモデルを選んだ方が、打点の上下のズレに対してスピン量が大幅に変わることがなくなり(落下後のランの距離のバラツキが減り)、距離感が安定しやすくなります。
キュキュッとバックスピンが強くかかる弾道は気持ち良い反面、それが高じてくると「もっとスピンをかけたくなって」しまいやすいです。スピンを強くかけたくなるほど難易度が高い打ち方をしがちですが、そうなるほど打点が上下にブレた時に、大きなミスにつながる可能性が高くなります。
超私的には手でボールをトスした時のような弾道を打った方が、高麗グリーン、ベントグリーンとも、距離感が安定し、そして打ち損じも出づらくなると思っています。
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