マーク金井blog

2022年01月14日超私的な考察  テーラーメイドの「ステルス」はどんなゴルファーと相性が良いのか!?

マーク金井の新しいYou Tube動画公開されました

 


一昨日の水曜日はテーラーメイドの新作ドライバー「ステルス」、キャロウェイの新作ドライバー「ローグST」が日本で正式発表がなされました。どちらも記者発表と同時に、プレスリリースが配布されマーク金井の手元にも届いています。

 

 

 

 

両モデルともすでに神田のスタジオで試打させてもらってますが、モデルチェンジでのインパクトが強かったはテーラーメイドの方です。クラブの名前をSIMからガラっと変え、なおかつ同業他社に先駆けてカーボンフェースを採用。ヘッドのカラーリング、ロゴもドラスティックに変えてきたからです。いつにも増して、最新は最善というのを視覚的に分かりやすくしているのには恐れ入りました。

 

 

 

 

さて、このステルス

 

 

 

 

テーラーメイドのフラッグシップモデルで、ヘッドは3種類ラインアップされています。ゴルファーのニーズに合わせて選択できるのは非常にありがたいのですが、プレスリリースを見ていて少し気になったことがあります。

 

 

 

 

フェース素材にカーボンを採用したことを大々的にアピールし、飛びの進化についてはかなり詳しい説明がなされていますが、反面、対象ユーザーについてはどこにもアナウンスがなされていません。

 

 

 

 

・どんなゴルファーを意識して設計がなされているのか?
・どんなゴルファーに使ってもらいたいのか?
・どれぐらいの腕前のゴルファーが対象ユーザーなのか?

 

 

 

 

これはテーラーメイドに限らず、他のクラブメーカーもおおっぴらには対象ユーザーを明言することを控えています。かつては初心者向け、中級者向け、上級者向けというジャンル分けがなされてましたが、今はありません。少し前には、アベレージゴルファー向け、アスリート向けというジャンル分けもありましたが、最近はこのてのジャンル分けもありません。

 

 

 

 

なので、今回は超私的にステルスの対象ユーザーはどんな人達なのかを言い当ててみたいと思います。

 

 

 

 

 

対象ユーザーを絞るのに役立つのは、、、、

 

 

 

 

・価格
・ヘッドのスペック(リアルロフト)
・クラブ重量
・シャフトの重さと硬さ

 

 

 

 

この4つを調べると、おおよそ対象ユーザー像が浮かび上がってきます。

 

 

 

ステルスの場合、純正シャフト装着で税込み8万6900円。ステルスプラスになると純正シャフト装着で9万200円。この価格帯はハイエンドに近いので、これから始める人向けではないことが分ります。クラブにそれなりのお金をかけられる中上級者向けであると推察できます。

 

 

 

 

次に、ヘッドのスペックですが、リアルロフトはそれほど多くありませんでした。アドレスすると、表示ロフトとリアルロフトの差は少なめなことを考えると、これまた初心者向きではないことが分ります。ツアープロも使っていることを考えれば、明らかに上級者向け。ただし、シャフトにRフレックスの設定があること、12度のロフトもラインアップしていることを考えると、中級者やヘッドスピードが遅めの人も取り込みたいという意図が窺えます。

 

 

 

ちなみにステルスプラスにはロフト8度もラインアップ。8度は米国仕様のみの発売ですが、このロフトを設定しているということは、ステルスよりもステルスプラスの方がよりハードヒッター向け(プロ向け)であることが分ります。

 

 

 

捕まりに関してはステルスはニュートラルで、ステルスプラスはやや捕まりすぎを抑えた感じ。加えて、ステルスプラスは3モデルの中でもっとも低スピン弾道が打ちやすく仕上がってました。ロフト設定と同様、ステルスプラスは3モデルの中でもっともハードヒッター向けに設計されています。

 

 

 

 

3モデルの中でもっとも捕まりが良いのがステルスHDとなりますが、スライサーがドローを打てるほどではありません。あくまで3モデルの中では捕まりがもっとも良いという位置付けです。超私的には、ステルスHDがドローバイアスというよりは、イメージ通りの弾道が打ちやすく感じました。

 

 

 

総重量に関しては、ステルスは程よい重さです。純正シャフト装着の場合、

 

 

 

・Rが約297g
・SRが約300g
・Sが約302g(長さはいずれも45.75インチ)

 

 

 

国内メーカーのドライバーは50歳以上や団塊世代を意識しているために290g以下のモデルが目立ちますが、ステルスの場合は約300g。日本のゴルファーのボリュームゾーンであるシニアゴルファーを意識するのではなく、30~40歳代のゴルファーにも使いやすいセッティングとなっています。

 

 

 

 

これらを超私的にまとめると、ステルスの対象ユーザーは、、、

 

 

 

 

・コスパよりも高機能、高付加価値を求めるゴルファー
・クラブにこだわり、新しい機能を求めるゴルファー
・初心者ではなく、中上級者向け
・クラブをしょっちゅう買い換える人向け
・年齢的には30~60歳ぐらいまでの幅広い層をターゲット

 

 

 

 

対象ユーザーになりづらいのは、、、

 

 

 

・コスパを求めるゴルファー
・非力なシニアゴルファー
・スライスをクラブで軽減したい人

 

 

 

 

ここ20年ぐらい、ドライバーの販売実績を支えているのは、道具にこだわりがあるゴルファー、そしてゴルフクラブを買い換える頻度が高いゴルファーです。それを鑑みれば、今回のテーラーメイドのステルスはプロダクトアウトでありながらも、マーケットインなプロダクトではないかと思います。

 

 

 

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