マーク金井の新しいYou Tube動画公開されました
硬いシャフト、柔らかいシャフトどっちがいいの?ぜひご視聴ください
渋野日向子選手が4人によるプレーオフを勝ち抜き1年11ヶ月ぶりに国内女子ツアー、スタンレーレディスゴルフトーナメントで勝利しました。プレーオフは18番ホールの繰り返しで行われましたが、渋野選手はバーディー、バーディー。3打目のショートアイアンがことごとくピンに絡み、入れ頃の距離をきっちり決めての勝利です。
優勝インタビューでは、オフの大胆なスイング改造したことにつて「あーじゃ、こうじゃと言っていた人を見返したかった」という心情も吐露したそうですが、この勝利で
外野たちもおとなしくならざるを得ません。むしろ、ゴルフメディアでは新しいスイングについてヨイショする記事も出てくるでしょう。
さて、この渋野選手のスイング改造。誰の目から見ても大幅にスイングが変りました。改造前はトップで手の位置が高めでシャフトは地面と平行に達してましたが、改造後はトップの位置が低く、なおかつコンパクト。テークバックの軌道はフラットで横に振る度合いが強くなり、そしてトップでは左手首が今まで以上に掌屈。これにより、トップではシャフトが飛球線よりも左を向くレイドオフになっています。
短期間でここまでスイングを変えるというのはツアー選手でも非常に珍しいですが、実は、変っていなこともあります。
ひとつはトップ(トップからダウンにかけて)、左手首の掌屈。
ひとつはドライバーでもハンドファーストの状態でインパクトしている。
もうひとつはヘッドの軌道を真上から見ると(俯瞰で見ると)、自分に対してクラブを丸く振っていることです。
トップからダウンスイングで左手首の掌屈が入るとフェースの向きがシャット(フェースが被った状態)になり、これがインパクトのハンドファーストにつながります。この点が変っていないから、短期間で振り方を変えてもインパクトの再現性が高く、弾道が安定しているのです。
そして、改造前の縦振りの時も改造後の横振りの時も、自分に対してクラブを丸く振っているので、クラブが余計な動きをせず、慣性の力を有効に使っています。
今どきのスイングを表すキーワードとして、
・シャット(シャットフェース)
・レイドオフ
・オンプレーン
・シャローイング
・ハンドファースト
・地面反力
・骨盤の回旋
・側屈
いずれも合理的なゴルフスイングに欠かせない要素であるのは間違いありませんが、これらを考える前にやるべきこと、ゴルフスイングで一番大事なこと、一番やるべきこととは、「自分に対してクラブを丸く振る」ことではないかと超私的に思っています。
アナライズセミナーで「ジャイアントスイングセミナー」を開催してますが、ジャイアントスイングをすると誰しもが無意識に自分に対して丸く振ってますし、自分に対して丸く振るので慣性を有効に使え、外力である遠心力が効率良く発生しています。
自分に対して丸く振るというのが今ひとつピンとこない人は、水平振りをやってみるといいでしょう。地面に対してクラブを水平振り回そうとすれば、自分に対してクラブを丸く振りますし、クラブの軌道はアウトサイド・インにもなりませんし、インサイド・アウトにもなりません。水平に振れば軌道インサイド・インになります。
対して、通常のゴルフスイングはクラブを斜めに振り回すことになり、水平振りに比べると自分に対して丸く振る(インサイド・イン軌道)ことが怪しくなりやすいです。ショットが乱れているアマチュアゴルファーのスイングを観察すると、自分に対して丸く振れておらず、スライスに悩む人はアウトサイド・インの度合いが大きく、フックに悩む人はインサイド・アウトの度合いが大きいです。
ゴルフは物理です。
渋野選手がなぜフラットな横振りにスイング改造したのかは窺い知ることはできませんが、物理的には縦振りよりは横振りにした方が、水平振りに近づきます。加えて、水平振りに近づくほど、身体を回転のスムーズになり(骨盤を開きやすくなり)、インパクトで手元を低く保てやすくなるメリットもあります。
(▼▼)b
アナライズのセミナー 今月も開催しています↓詳しくは↓をクリック
売り切れ中だったヘビーグリップも再入荷しました
マーク金井のオンラインサロン!『マーク金井の「ロジゴル」オンラインサロン』会員募集中です
マーク金井がゴルフクラブに関する情報、ゴルフスイング、スコアアップの情報、そしてゴルフに関係ないこと 週数回生配信。セミナー動画もすべて最後までご覧いただけます。
最近では全国を回ってオフ会も開催。無料期間もありますのでぜひ一度ご体験ください