マーク金井新しいYou Tube動画が公開されました
ナイスショットを諦める実践編
ゴルフはチョイスするスポーツだ! というキャッチフレーズでおなじみのゴルフ雑誌「チョイス」は今日が発売日。創刊から237号目の誌面に少しだけ登場させていただきました。
お手伝いした企画のタイトルは「続 好事家のゴルフ遊び道具」
ゴルフを楽しむために、ゴルフ道具(クラブ)は存在する。
楽しみ方が変れば、理想のゴルフ道具もまた変るものである。
人とは違う道具にたどりついたゴルファーがいる。
注目するのは道具ではない。
その人なりのゴルフ観である。
(以上、チョイス NO.237より引用)
確かに、マーク金井は人とは違う道具にたどり着いてます。ドライバーとFWのシャフトは今となっては絶滅危惧種ともいえるスチール(軽量スチール)ですし、グリーン周りで多用しているのはウエッジではなくてチッパーです。加えて、キャディバッグに入っているクラブの本数はルール上限の14本の半分、7本だけ。プロや上級者のセッティングとは真逆です。
ドライバーを短尺スチールにした理由については今日発売の「チョイス」に買いてますのでここでは割愛しますが、チッパーを積極的に使うようになったのは明確な理由があります。
赤羽ゴルフ倶楽部は高麗グリーンでボールが止まりません。上げるよりも転がした方が寄る確率が高く、転がすのに一番適しているのはロフトが25~35度。ソールが広くてこれぐらいのロフトのクラブは何かと思い浮かべると、すぐに出てくるのがチッパーだからです。5番や7番アイアンで転がすのでもいいのですが、アイアンはチッパーに比べるとソールが幅広ではありません。見た目のやさしさを考えるならば、チッパーに軍配が上がります。
さて、このチッパー。
初心者やアプローチが苦手な人のお助けクラブという位置付けです。自転車に例えるならば、スピンが良く利くサンドウエッジはスピードが出せるロードレーサー。対してチッパーは街中でノンビリ運転できるママチャリです。スピードを出すのにはまったく適してませんが、乗り降りがしやすくスピードを出さない時に安定感があります。
ロードレーサーに乗っていると格好いいですが、ママチャリに乗っても格好良く見られることはありません。チッパーを手にして「うわっ、ゴルフが上手そう」と見られることはないですし、難易度の高いショットを打っているようにも見えません。難易度が低いショットを打つように見えます。
実は、この難易度が低いように見える(感じる)ことがチッパーの最大の魅力であり、チッパーを使う最大の魅力なんです。
50年近くゴルフをプレーしたからこそ分ったことがあります。プロと違ってアマチュアがいいスコアを出す秘訣はナイスショットをたくさん打つことよりも、できるだけ難易度が低いショットを多用することにあるのです。
アプローチではパターを使うのが一番安全と言われてますが、それはSWを使うよりもパターの方が難易度が低いからです。説明するまでもありませんが、パターならばダフり、トップすることは劇的に減りますし、シャンクも出ません。チッパーもしかりで、パターの次に難易度が低いクラブです。だからチッパーを手にすると、「ゴルフが下手な人のクラブ」という風に見られてしまうのだと思います。
ゴルフは物理であり、確率です。
マーク金井が短尺スチールドライバーを使うのは、ティショットの難易度を下げるためにです。グリーン回りでチッパーを使うのは、グリーン周りのアプローチの難易度を下げるためにです。ゴルフはプレッシャーとの戦いとか言われたりもしますが、難易度が低くなるクラブを選択すれば、それだけでプレッシャーが軽減され、致命的なミスショットを減らせるのです。
5年まえに世界で一番やさしいドライバー(バンパードライバー)を作り、そして今年はグリーン周りが劇的にやさしくなるチッパーを作りました。シャフトとグリップが入荷次第、発売日をこのブログにて告知いたします。
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