マーク金井blog

2021年08月20日超私的な考察  なぜクラブメーカーはこぞって軽いドライバーを作りたがるのか!?

マーク金井の新しいYou Tube動画公開されました
あなたは正しく使っていますか?


 

昨日はアクアラインを利用して新君津ベルグリーンCCで18ホールプレーしてきました。ゴルフ雑誌の取材ラウンドでしたのでキャディバッグは乗用カートに載せていただきましたが、スタートホールから最終ホールまですべて歩きです。コース内をあちこち散策したこともあって、18ホールで約1万9000歩ほどサクッと稼げました。

 

 

 

新君津でのラウンドももちろんドライバーは短尺スチール。43インチと短いですが総重量は355gほど、今どきのアマチュア向けドライバーに比べると、60g以上重いです。男子プロが使っているドライバーよりも重いこともあって「力がありますね」とか「重くないですか?」と聞かれることがありますが、

 

 

 

 

もしも重くて振り切れないのでしたら使ってません。短尺スチールはトレーニング用として使っているのではなく、コースに出た時に扱いやすいので使っているのです。

 

 

 

 

ちなみに昨日は強い風(風速7~10m)の中でのプレーとなりましたが、改めて短尺スチールは風とも相性が良いことを確認できました。感覚的なところもありますが、シャフトが重い方が風の影響を受けづらい重いボールが打ちやすいからです。

 

 

 

さて、このドライバーの重量。

 

 

 

市販ドライバーは軽量化が止まらないです。約30年前に空前のヒット作となったセイコーSヤード(T.301)は45インチで総重量が305gでした。当時は、軽量クラブと評されてましたが、今となっては決して軽い部類ではなく重めも部類に属することになります。

 

 

 

この30年でドライバーは劇的に進化していますが、進化のベクトルはヘッドの大型化(慣性モーメント増大)と、クラブの軽量化(シャフトとグリップの軽量化)です。長さに関しては少し長くなっているぐらいで、近年は45.5インチ前後が主流でしょう。

 

 

 

この30年でドライバーは極端に長くなっていませんが、クラブの重さ(シャフト、グリップの重さ)は極端に軽いモノが増えています。今どきのアマチュア向けドライバーは300g未満が当たり前で、280g以下のモデルも少なからずあります。

 

 

 

 では、なぜアマチュア向けドライバーは軽さを追求しているのか?

 

 

 

物理的に言えば、軽い方がスイングスピード(ヘッドスピード)を上げるのに有利だからです。特に今まで使っているドライバーよりも少し軽くなれば、その分だけスイングスピードを上げていけます。重いバットを振っていて、その直後に軽いバットに変えたら速く振れるのと同じだからです。

 

 

 

アマチュアゴルファーの多くは飛距離不足に悩んでおり、飛距離を求めています。別言すれば「飛距離」を手っ取り早くお金で手に入れようとしています。クラブメーカーはこの求めに応じるために、今使って使っているドライバーよりも軽いドライバーを作ることで、その願いを叶えようとしているのです。

 

 

 

ちなみにマーク金井が短尺スチールドライバーを使うのは、ある程度の重さ(特に手元側の重さ)があった方がクラブの挙動が安定することと、体をしっかり使ったスイングをしやすいこと。そして、距離の調節がしやすいからです。ドライバーに求めるているのが1発の飛びよりもフェアウェイキープなので、軽る過ぎるクラブではなく、重いドライバーを選択しているのです。もしもゴルフが1発の飛距離を競うゲームであるならば、短尺スチールではなく軽量ドライバーを使います。

 

 

 

 ちなみに軽さに慣れてくると軽さを感じなくなります。

 

 

 

 

軽さを感じなくなると飛距離も伸びなくなってくるので、ゴルファーは更なる軽さを求めるようにもなってきます。クラブメーカーはすでにその事を分っているから、惜しげもなく更なる軽いドライバーを提供してくると思います。

 

 

(▼▼)b


 

マーク金井の開発したゴルフ上達の”魔法の杖”「スーパーシャットくん」!

そのパーシャットくんをさらに劇的に進化させた「NEOスーパーシャットくん」

ついに完成しました。シャットフェース&ハンドファーストを自然に見につけられる練習用クラブです。

 

マーク金井のオンラインサロン!『マーク金井の「ロジゴル」オンラインサロン』会員募集中です

マーク金井がゴルフクラブに関する情報、ゴルフスイング、スコアアップの情報、そしてゴルフに関係ないこと 週数回生配信。セミナー動画もすべて最後までご覧いただけます。

最近では全国を回ってオフ会も開催。無料期間もありますのでぜひ一度ご体験ください


カテゴリー ゴルフクラブ分析, 超私的な考察

コメントは受け付けていません。