マーク金井の新しいYouTube動画公開されました。今回は何故か注目度が低いパターのロフトについて説明しています
歩くのが主たる目的となりつつある薄暮ゴルフ。昨日も午後に鳥カツ丼をいただき、赤羽ゴルフ倶楽部にて担ぎセルフで9ホールプレーしてきました。赤羽GCの最寄り駅は埼京線の浮間舟渡駅で、駅からクラブハウスまでは徒歩7分。9ホールプレーとゴルフ場への行き帰りを加えると、サクッと1万歩ほど歩くことができます。
もちろんただ歩いて、ただボールを打つだけではもったいないので、赤羽では試打もマメに行っています。昨日は、フジクラの人気シャフト「ベンタスブルー」「ベンタスブラック」を試してきました。シャフトのスペックはどちらも50g台のS。長さは45インチで、ヘッドはテーラーメイドのSIM2MAXーDです。
組み上がりのスペックはこんな感じです。
ベンタスブルー(5S) 振動数253cpm センターフレックス値5.11
ベンタスブラック(5S) 振動数261cpm センターフレックス値5.78
ベンタスは米国発のシャフトで、欧米ツアー選手向けに開発されています。米国発だけあってどちらも日本で発売されているアフターマーケット向けの50g台のSシャフトと比べると硬めに設計されており、特に、ベンタスブラックの方は「これってXじゃないの」と勘違いするくらい硬く仕上がっています。Sシャフトでセンターフレックス値が5.78もあるので、ワッグルしてもほとんどシャフトは動きません。
では、実際に打ってみたらどうなのか?
アフターマーケット用に発売されているベンタスは、ブルー、ブラックとも先端に「ベルコアテクノロジー」というのが採用され、先端側の剛性が高いのが特徴です。実際、ワッグルしてみても、先端側が補強されていることが手に伝わります。
実際に打ってみても、ベンタスの特徴は先端剛性の高さが際立ち、インパクト時にシャフト先端側がほとんど動きません。ベンタスブルー、ベンタスブラックともに、フェースが返る挙動がなく、捕まりを抑えています。球を捕まえるのではなく、左へのミスが出づらいです。ツアープロが好む、叩いても左に行きづらいシャフトに仕上がっています。
ベンタスブルーとベンタスブラックの違いをざっと上げると、、、、
・切り返しでシャフトの手元側がややしなるのがベンタスブルー
・切り返しでシャフトのしなりが非常に少ないのがベンタスブラック
・ベンタスブルーはベンタスブラックに比べるとやや捕まり
・ベンタスブラックはベンタスブルーよりもさらに捕まりを抑えている
・ゆったり切り返すスイングと相性が良いのがベンタスブルー
・素早く切り返すスイングと相性が良いのがベンタスブラック
どちらも弾道は低めで、ベンタスブラックの方がより低く、低スピン弾道になる
ベンタスブルーの50g台にはRの設定があるが、ベンタスブラックにはRの設定がない
スピーダーに比べるとベンタスはブルー、ブラックともインパクトゾーンでヘッドが鋭く走る感触は手に伝わらない。
ベンタスはブルー、ブラックとも自分でヘッドスピードを上げられる人が使った方が、シャフトの良さを引き出せる
では、マーク金井はベンタスならばどちらを使うのかと言うと、、、
ブラックではなくブルーです。
それも50Sではなく、50Rを使いたいです。SよりもRシャフトの方が切り返しで手元側のしなりが大きめ(それでもスピーダーに比べると控えめ)で、タイミングが取りやすいと感じたからです。
ベンタスは欠品になるほどの人気シャフトですが、ブルーとブラックとでは特性が異なりますし、フレックスによってもシャフトの挙動が異なります。超私的には、普段使っているシャフトよりもワンランク軟らかめをチョイスした方が、多くのゴルファーは打ちやすいと感じるでしょうし、イメージ通りの弾道が打ちやすいと思います。
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