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2021年04月14日超私的な考察  マスターズを制した松山英樹のスイングはどう進化したのか!?

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松山英樹が日本人として初のグリーンジャケットを手に入れました。最終日は2位に4打差をつけて、通算11アンダーからスタートし、4バーディー、5ボギーの73。通算10アンダーで2位に1打差をつけ、初めての4大メジャーのひとつを制しました。

 

 

最終日はスタートホールからテレビ観戦してましたが、ティオフ直後に最初のピンチが訪れました。3Wで放ったティショットは右の林に。林の中からのセカンドはあわや木に当たりそうなショット、、、、。狙っていた空間よりもボールが右に飛び出した時には目覆ってしまいましたが、ボールは木の縁をすり抜けてフェアウェイに。オーガスタの魔女の後押しはこれに止まらず、13番のティショットは木に当たったボールがカーンと跳ねてラフまで戻り、グリーンを狙って引っかけたショットはグリーン方向にキックしました。

 

 

 

もちろん魔女の微笑みだけで勝てるなんてことはありません。松山選手のショット、特にティショットはどの選手よりも安定してましたし、アプローチ、パッティングにおいても誰よりデリケートなタッチで硬くて速いグリーンに対応してました。2位との差はわずか1ストロークでしたが、ゴルフの内容はそれ以上の開きがあったと思います。

 

 

松山選手グリーンジャケットを手に入れたことで、ゴルフ界も大いに活気づいてます。新聞各紙は一面でマスターズを取り上げてますし、テレビ、ラジオ、そしてインターネット、SNSでも松山選手のマスターズ優勝がこれでもかって取り上げられてます。これほどまでにゴルフの記事がアップされたのはもちろん初めてのことです。

 

 

松山選手に関する記事はこれからも続々と出てくると思いますが、今回は松山選手のスイングの進化について超私的に書いてみたいと思います。

 

 

 

 テレビを観ていてまず感じたのがトップの位置。

 

 

テレビ解説を務めた宮里優作選手もおっしゃってましたが、昨年までに比べるとトップの位置が低くなり、かつレイドオフ気味になっています。昨年末から松山選手のコーチを務めている目澤秀憲コーチとの二人三脚でスイングを変えたのだと思いますが、以前に比べるとトップからダウンの切り返しで止まる感じが無くなり、スムーズにクラブを振り抜いているように見えます。

金井 マークさんの投稿 2021年4月13日火曜日

 そして、もうひとつ明らかに「変った」と感じるのが始動までの時間です。

 

 

 

かつての松山選手はショットの時もパッティングの時も、構えてから打つまでの時間が長かったです。アドレスが決まった後、ヘッドをトントンと何度も動かし、気合いをヘッドに注入してからテークバックを開始してました。いわゆる仕切りの時間が長かったのです。それがマスターズでは、仕切りの時間が一気に短くなり、アドレスが決まったた躊躇せずにテークバックを開始しています。

 

 

構えたらすぐに打つというほど早くはありませんが、見ている方が「じれったさ」を感じるような間延び間がなくなっているのです。

 

 

言葉にすれば簡単なことになりますが、構えてから打つまでの時間を短縮するのは容易ではありません。自分のタイミングをガラッと変えるわけですから、慣れるまでにはかなり違和感があったはずに違いありません。

 

 

 

優勝争いの真っ只中、15番のセカンドをグリーンオーバーしてボギーを打った直後の16番のティショット、そして、本人が一番緊張したという18番のティショットでも、構えてから打つまでの時間が今までよりも短くなってました。プロでも大事な場面になると構えてから打つまでの時間が長くなりやすいのですが、それがまったく無かったのです。これもまたスムーズなスイングにつながっているのではないかと思っています。

 

 

これから多くのインタビューアーが松山選手をインタビューするかと思いますが、もしもこのブログを読んで下さっているのなら、ぜひとも「構えてから打つまでの時間を短くした」理由を本人に聞いていただきたいです。

 

 

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