2月開催のマーク金井セミナー 2月6日開催分だけ若干空きがあります!
セミナーは、新型コロナウイルスに対する感染対策を充分に行って開催しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
昨日は群馬で撮影でした。伺ったのは吉井町に位置するフォーティーンの本社と緑野カントリークラブ。フォーティーンに訪れるのは5年ぶり(8年ぶり)ぐらいでしたが、ゴルフ雑誌の編集者、フリーのライターをやっていた頃はしょっちゅう通ってました。
フォーティーンでは創設者の竹林隆光さんにゴルフクラブに関することをこれでもかってぐらい教えていただき、その教えがマーク金井のクラブの知識の源になっています。今でも手元には竹林さんの著書はほぼすべて所有してますし、時間を見つけては何度も読み返しています。
竹林さんの著書の中でもしょっちゅう読み返しているのが、2008年に発行されたパーゴルフ新書、
ゴルフクラブの真実
70台のスコアを出す究極のクラブ選び(竹林隆光著 Gakken)
今から13年前に出された本ですが、その内容はいまだ色褪せることはありません。特に序文の
「スイング理論はクラブによって作られ、クラブが変ればスイング理論もまた変わる」というのがスイングの本質であり、スイング理論の本質なのです。
(ゴルフクラブの真実より引用)
そして、最初の見出しが、、、
自分に合うクラブはないんです。
次に目に止まる見出しが、、、
重心距離の違いでスイング理論が変わる。
さらに目に止まる見出しが、、、
ロフトと長さのいい関係
ここでは、アイアンのロフトについて書かれており、30年前の5番のロフトは32度だったと書かれています(以上、ゴルフクラブの真実より引用)。
32度というのは、今どきのアイアンだと7番から8番相当です。この40年間で今どきの7番アイアンは40年前の5番アイアンと同じロフトです。
そして、ぶっ飛び系のアイアンに関して言えば、例えば、ゼクシオクロスの7番アイアンのロフトは
26度!!!!!!
これは40年前の3番アイアンぐらいのロフトです。
ゼクシオクロスはボールが上がりやすい設計がなされているので、当然、昔の3番アイアンよりはボールが上がりやすくなっています。しかしながら、上がりやすいと言っても25度のロフトではスピンをしっかりかけることは難しくなります。ロフトが少ないクラブでボールを上げるには低重心に設計する必要があり、低重心にするほどスピンがかかりづらくなるからです。
ゼクシオクロスは激飛びアイアンとして注目を浴びてます。アマチュアゴルファーの心理として「ドライバーだけでなくアイアンも飛ばしたい」というニーズがあることを考えると、ゼクシオクロスよりもさらにロフトを立てたアイアンが登場する可能性がゼロとは言い切れません。
では、7番のロフトは何度まで減ってくるのか?
超私的に予想させていただくならば、7番のロフトは23度、もしくは24度ぐらいに設定するぶっ飛びアイアンが出てくる可能性があると思います。
その根拠となるのが、9番アイアンのロフト。7番を23~24度にすると9番のロフトは30度ぐらい。30度というのは実はアイアンにとってキーになるロフトで、ボールがちゃんと上がってスピンもそれなりにかかります。
察しのいい人はお分かりだと思います。ぶっ飛び系アイアンの場合、7番はミドルアイアンではなくロングアイアンの位置付けになり、9番が7番にとって変ってミドルアイアンの位置付けになるからです。
将来、ぶっ飛び系アイアンは試打クラブが7番から9番に変る可能性もあるでしょう。試打クラブの歴史を振り返ると、30年以上前までは試打クラブは5番でした。それが20年ぐらい前から試打クラブは7番になっています。これを考えると、試打クラブが9番に以降することも、十分考えられるのです。
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