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昨日、今年に入って初めてゴルフ練習場でボールを打ってきました。場所はアコーディア・ガーデン東京ベイ(都内、大田区)。かつてはジャックニクラウス大森という名前の練習場で、10年以上にはGDOの試打インプレの撮影で何度かお世話になっていた練習場です。
2015年に神田にゴルフ専用スタジオを作ってからは、よほどのことがなければ練習場でボールを打つことはありません。今回のよほどのこととは、三菱ケミカルのディアマナシリーズの新作シャフトのメディア試打会があったからです。
今回、発売されるシャフトは、、、、
TBとネーミングされていますが、新作シャフトの源流はディアマナが最初に米ツアーに支持を得たブルー系です。メーカーが用意した資料をざっと紹介すると、、、
イメージコンセプトは「進化は、止まらない」。
重量・バット径を最適化し、あらゆるスペックでも一貫したフィーリング、性能を実現。より精密で的確なフィッティングを可能とする。
最新クラブトレンドを踏まえ、高重量・大慣性モーメントヘッドを最適なインパクト条件に導き、やさしさ=ミスヒットへの寛容性を合わせ持つ。
40g台、50TX軽硬スペックなど、多彩なスペック展開で多様なプレーヤー像をカバーする(以上、メーカーリリースから引用)
多彩なスペックがあるとのことなので、今回は以下の全20スペックを打ってきました。ヘッドはピンのG410+(ロフト9度)です。
TB40 R2、R、SR、S、X
TB50 R、SR、S、X、TX
TB60 SR、S、X、TX
TB70 S、X、TX
TB80 S、X、TX
いつものことですが打つ前に資料は見ません。資料を見てしまうと余計な先入観が入ってしまうからです。いつも通り打つ前にやるのはワッグルだけですが、ワッグルすればほぼほぼシャフトの特性は分ります。
Bシリーズの特性は手元剛性が高いことです、このTBシリーズもワッグルすると手元剛性が高く、手元はしなりません(軟らかいスペックは少ししなります)。典型的な手元剛性が高いタイプですが、かと言って先調子でもありません。今どきの大型ヘッドに対応すべく、先端剛性が非常に高いからです。
ワッグルした感じでは中間がクイッとしなるのが手に伝わり、実際に試打してみても切り返しで中間がクイッとしなり、インパクトゾーンでは中間がクイッとしなり戻ります。先端剛性が高いのでヘッドはアッパーに動きづらく、かつ挙動が安定しています。
一言でこのシャフトを表するならば
ヘッドの走りを実現しつつ、叩いても左のミスが出づらい!!!!!
どんな弾道が打ちやすいのかと言うと、
捕まったストレートフェード(パワーフェード)です!!!!!
先端剛性が高いのでインサイドがヘッドを入れてチーピン気味の弾道を打ちに行ってもインパクトでフェースが被り過ぎないので、左に曲がり過ぎない弾道が打てます。反面、ドローを打とうとしてインサイドからヘッドを入れると、プッシュアウト気味の弾道が出たりもします。まあ、左に行きづらいシャフトを設計しているわけですから、大きく曲がるドローが打ちづらくなるのは致し方ないでしょう。
ただし、ただし、基本設計は左に行きづらいシャフトですが、ゴルファーによっては強烈に捕まって左に飛んでしまう場合があります。先端剛性が高いシャフトというのは
扱い方を間違えると、インパクト前にフェースが急激に被るからです。
シャフトはそれ自体何もしませんが、ゴルファーが負荷を加えると、その負荷に対してリアクションを行います。そしてシャフトにどのような負荷を加えるのかで、まったく違う挙動になり、まったく違う弾道になってしまうのです。
もっと詳しい試打インプレッションは「マーク金井のロジゴルオンラインサロン」で動画配信いたします~。
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