マーク金井blog

2020年06月08日超私的な考察 ロフト10度とロフト0度のパターを打ち比べてきました!!

マーク金井のオンラインサロン『マーク金井の「ロジゴル」オンラインサロン』会員募集中です

メンバーに向けて、ほぼ毎日、マーク金井がゴルフクラブに関する情報、ゴルフスイング、スコアアップの情報を発信します。ご入会お待ちしてます〜


土曜日、日曜日と赤羽GCにて早朝9ホールプレーしてきました。朝6時ぐらいにクラブハウスについてスタートは6時30分前後です。土曜日は夏のような日差しの中、日曜日は雨上がりということもあって空気がひんやりしている中、担ぎセルフで9ホールを歩いてきました。

 

この2日間の早朝ゴルフのセッティングですが、クラブは6本、パターは2本。土曜日はロフト25度のパター型チッパーと、同じヘッドでリアルロフトを10度に減らしたパター。日曜日はリアルロフトが10度のパターと円柱形で平らなフェース面がない(ロフト0度)パター。どちらも練習グリーンで数球転がした後、実際のコースで打ち比べしてきました。今回のパターの打ち比べの目的は、もちろん「ロフトが転がりに及ぼす影響」についてです。

 

ちなみに、ロフト25度のパター(パター型チッパー)はルール非適合です。パターにはロフトの規定があって、フェース面の傾斜角(ロフト)は10度以内とされているからです。今回テストしたリアルロフト10度のパターは25度のパターのフェース面を機械加工で削ってロフトを10度まで減らしました。

 

では、実際に打ち比べてどうだったのか?

 

 

一番、転がりが良いのは円柱形パター(ロフト0度)で、
一番、転がらないのはロフト25度のパターでした。

 

 

ロフトが少ないほど打ち出し直後からオーバースピンがかかるので、同じ力で打てばもっとも転がります。対してパターでもロフトが増えてくるほどにアイアン同様、キャリーが出ますし、バックスピンもかかるので転がる距離が短くなります。

 

 

この結果は、当たり前と言ってしまえば当たり前なんですが、当たり前なことほど実際に体感することが重要です。転がりの数値的な違いを肌で感じることが知ることもさることながら、数値では分らない手応え、そして結果に対するフィードバックはどんなものかを味わうことができるからです。

 

 

円柱形パター(ロフト0度)で打って感じたことは、とにかく自分のイメージよりも転がることで、転がり過ぎるが故に「オーバーすることに対して保険をかけた」打ち方になりました。そして当たり前ですがフェースにボールが乗らず、突っついたような感触が手に残ります。

 

 

対してロフト0度を打った直後にロフト10度を打つと、思ったよりも転がりません。「ショートさせたくない気持ちが入り」、インパクトがしっかりしてきます。そしてロフトが多いおかげでフェースがボールに乗り、その感触が手に残ります。

 

 

どちらが良いかどうかはゴルファーによって変わりますが、明らかなのはロフトが少ないパターほどボールが転がり、フェースにボールが乗りません。ロフトが多いパターほどボールは転がらず、フェースにボールが乗ります。

 

 

 抽象化するとロフトが少ないほどに平坦なラインが下りのラインになり、ロフトが増えるほど平坦なラインが上りのラインになるのです。

 

 

今市販されているパターのほとんどはロフトが3~4度で、なおかつ転がりの良さをアピールしています。ロフトが5度以上のパターは少なく、ロフトが7度以上になるとほぼ市場に出回ってません。また、転がり過ぎないことをアピールしているパターも見たことはありません。

 

 

マーク金井はハンドファーストに打ちやすくするために、ロフト7度の「ナチュラルハンドファーストパター」を設計しましたが、今回のテストでパターのロフトはもっとあってもいいのではないかという確信を得ました。ルールぎりぎりのロフト10度のパターの方が、転がらないので「しっかり打てる」「インパクトが緩まない」ストロークがしやすいからです。

加えて、しっかり打っても転がり過ぎないので狙った場所にボールを止めやすいと感じたからです。

 

 

 ゴルフはボールを止めるゲームです。

 

ドライバーであれ、アイアンであれウエッジであれ、そしてパターであれボール止めやすい道具(クラブ)の方がゴルフは簡単なると超私的に思っています。この仮説が正しいかどうか見極めるために、じっくりとテストを続けていきます~。

 

(▼▼)b


リンクス ナチュラルパター / MAX MOMETNT(MM) / ブラック&ホワイト

pt00003
↑ ロフト7度のリンクスナチュラルパター

カテゴリー パター、パター練習法, 超私的な考察

コメントは受け付けていません。