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4月7日に緊急事態宣言が出されてからというもの、めっきり減ったのが歩く量です。普段は都内の移動は徒歩で平均1万2000歩ぐらい歩いてましたが、今はその半分も歩いてません。この週末も赤羽の早朝ゴルフを担ぎセルフでプレーしてますが、9ホールを歩いて稼げるのは5000歩ほどです。
歩くのが減れば当然のことながら体重増になり、自粛以前に比べると体重は1キロほど増えました。間食はなんとか我慢できるのですが、我慢できないのが食後のアイス。ハーゲンダッツを我慢できないために体重はちょびっとづつ増えています(笑)。
そして、非常事態宣言が始まってから劇的に増えたのがYouTube視聴です。テレビをまったく観ないということもありますが、1日平均2時間ぐらいPCやスマホでYouTubeを観ています。
YouTubeで主に観ているのは落語とゴルフ。落語は古今亭志ん朝師匠、ゴルフはいろんなジャンルを観てますが、すごく勉強になったのがToshi hirataさんのこのコンテンツです。
スティンプメーターを使って、上りと下りとでどれぐらいボールが曲がる(切れる)かを検証しているものです。ネタバレになるので内容はここでは控えさせていただきますが、これをみて感じたのは下りのパットの方が距離感を合わせづらいことです。
上りは強めに打ってもオーバーし過ぎることはそうそうありません。対して、下りは転がりが良いですが「上りと同じ距離感で打つ」ととてつもなくオーバーします。このYouTubeの動画ではスティンプメーターでボールを転がしてますが、上りと同じところから転がしたら、上りの3倍近くオーバーしてました。
そしてこのYouTubeをみて感じたのが、転がりのいいパターのメリットとデメリットです。
一般的には転がりのいいパターはオーバースピン(順回転)が入りやすく、球足が伸びる分だけショートしづらくなっています。このため、打ち切れない時に転がりが伸びるのでボールがカップまで届くというメリットがあります。
では、転がりがいいパターはメリットだけかと言えば、そうではありません。球足が伸びるというのをグリーンの傾斜やスティンプメーターに置き換えれば、、、、、
平坦なラインでも下りのラインになるのと同じ。
9フィートのグリーンが11フィートのグリーンになるのと同じ。
そして、転がりが良くてショートしづらいパターを使うということは、自分がイメージよりも転がり過ぎるパターでもあるのです。
転がりがいいパターは「あっ、ショートした」と思ったのがカップに届く反面、強気に攻めて打つと「あっ、オーバーし過ぎ」にもなるパターにもなるのです。
対して、転がりが良くないパターの場合はどうでしょうか? パターはロフトを増やすとキャリーが出て、なおかつバックスピンも入ります。このため、転がりが良いパターとは逆に、自分がイメージしたよりも転がりません。このため、、、、
平坦なラインが上りのラインになるのと同じ。
11フィートのグリーンが9フィートになるのと同じ。
この仮説が本当かどうかを確かめるために、ロフトが25度あるパターでラウンドしました。ロフトが25度あると1メートルのパットでキャリーがでますし、バックスピンも入ります。ポンと上がってトン、トンと転がりますので強めに打っても転がり過ぎません。
https://www.facebook.com/mark.kanai/videos/10214192355202731/
見るからにスムーズに転がる感じではないのですが、ポンとキャリーが出ると打ち出し直後に芝目の影響を受けないので、打った方向にボールが飛び出してくれます。そして、なによりもしっかり打たないと届かないのが分るから、しっかり打てます。1メートルオーバーするつもりで打っても転がり過ぎないから50センチオーバーしてピタッと止まるのです。
パターを作っているメーカーのほとんどは「転がりの良さ」をアピールしていますが、超私的なことを言わせてもらうと「転がり過ぎない」パターにもメリットはあります。
ショートパットでインパクトが緩む人、下りのパットを打ちきれずに大ショートする人、1mオーバーする距離感で打ちたくても打てない人、そしてなによりショート癖のある人は、「転がり過ぎない」パターの方がオーバーする怖さがない分だけ、インパクトが緩むことがなくなります。
ゴルフは物理であり、ゴルフはボールを止めるゲームです。
「転がりがいいパター」と「転がり過ぎないパター」とではどちらの方が狙った場所にボールを止めやすいのかは、、、、、説明するまでもないしょう。
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