この週末は食料品を入手する以外はずっと神田の事務所に籠もってました。衝動買いして読んでない本が30冊以上あったのを整理という名目で、かたっぱしから目次を読みました。そして、平行して食い入るように一気に読んだのがこの本です。
「営業バンがが高速道路をぶっ飛ばせる理由2」(國政久郎、森慶太著、三栄書房刊)
先週、1冊目の「営業バンがが高速道路をぶっ飛ばせる理由」(國政久郎、森慶太著、三栄書房)を読み、読み終えるやいなや2冊目の「営業バンがが高速道路をぶっ飛ばせる理由2」を手にしました。
クルマの本はこれまで100冊以上は読んでいるかと思いますが、この2冊はその中でもマイベスト。自分がなぜ今どきのクルマに興味がないのか、なぜ今どきのクルマは高性能なはずなのに運転しづらいのかを物理で説明してくれ、なおかつ運転時に感じる感覚を物理が苦手な人間でも分るようにちゃんと説明してくれているのです。
具体的に言うと、今どきのクルマを運転していて違和感(気持ち悪さ)を感じるのが、
ハンドルの抜け(ハンドル操作とクルマの挙動のズレ)
アクセル反応の違和感
自分はクルマに対して神経質過ぎるのかとも思っていたのですが、実は、ハンドルの抜け感、アクセル反応の違和感もちゃんとした理由があったのです。今どきのクルマはパワステ標準ですが、このパワステがEPS(電動パワステ)。対して、少し古いクルマのパワステは油圧パワステ。EPSは油圧に比べると反応が人間工学的に違和感が出やすく、敏感な人はハンドル抜けを感じるそうです。
アクセルに関しても今どきのクルマは電子制御スロットル。電子制御のためにワイヤーでスロットルをコントロールできません。デバイスが介在することでのメリットもありますが、こちらも昔からのワイヤー式アクセルに比べると、人間工学的に違和感を感じやすくなるそうです。
今、13年前のクルマを所有していますがこのクルマは電スロ(電子制御スロットル)ですが、パワステは油圧。このため、今どきのクルマのパワステよりもハンドル操作に違和感がありません。運転していてもハンドルをクイッと切った時に抜けた感じがないので、運転していてい余計な神経を使わないで済んでいます。ただし、困ったことに今どきのクルマを試乗すると、ハンドルの抜けが妙に気になってしまい購入意欲を削がれてしまうのです、、、。
さて、「営業バンがが高速道路をぶっ飛ばせる理由2」は
逆説自動車進化論
という副題もつけられています(1冊目には副題がついてません)。近年の乗用車は電子制御を満載し、進化しているようで、実は間違った方向に進んでいるのではないかという論旨からついています。
これってひょっとしたら、ゴルフクラブにも当てはまるのではないかと感じ、感じた瞬間に頭に思い浮かんだのが、、、、、
逆説ゴルフクラブ進化論
ゴルフクラブもこの50年で劇的に進化しています。しかしながらアマチュアゴルファーのハンデキャップが劇的に減ったというデータはありません。昔も今も、アマチュアは100が切れなくて困っており、昔も今も、アマチュアはスライスに悩んでいます。道具(ゴルフクラブ)が本当に正しく進化しているならば、アマチュアの腕前も上がってしかるべきなのに、実際は、劇的に上達しているアマチュアはそう多くないのです。
なぜ、ゴルフクラブは進化したのにも関わらず、アマチュアの腕前は上がらないのか? 4月から始めるマーク金井の「ロジゴルオンラインサロン」でじっくりと指摘していきたいと思います。オンラインサロンの募集開始日が決まりましたら、このブログで告知させていただきます。
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