マーク金井チャンネルのメーカーさんいらっしゃいは、本日新しいボールを発売した ブリヂストンさんです!! タイガーが選んだTOUR Bの魅力を語っていただきました
先週の金曜日は鴻巣CCにて18ホールプレー、そして昨日(日曜日)は午後から川口浮間ゴルフ場のゆりコースを貸し切りで3時間プレーしてきました。鴻巣は15年ぶりぐらいのプレーでしたが、池ぽちゃあり、OBありと出入りが激しく、3ダボ、2ボギー、2バーディーの78ストローク。貸し切りでプレーしたゆりコースは英国リンクス並の強風の中、ドライバーしばりやパターしばりでプレーしてきました。
風が強い中でのプレーの基本は風上からアプローチを打たないこと。風上というのは下り傾斜と同じで、風の影響でどんなに上手く打ってもボールは止まってくれません。止まりそうになってからもコロコロと転がってしまうのでオーバーのミスを避けられないし、オーバーを嫌がると極端にショートすることになるからです。
対して、風下からピンに向かって打つアプローチは上り傾斜と同じ。風の影響でボールがぴたっと止まってくれるので距離を合わせやすくなります。ゴルフはフォロー風(追い風)の方が飛距離が出ますが、グリーンを狙うショットに関してはフォローよりもアゲンスト風(向かい風)の方がやさしい。風が強く吹いてくれたおかげで、風上と風下の難易度の違いこをこれでもかってぐらい経験できました。
さて、今日のお題はアイアンのライ角についてです。先週土曜日、ライ角がテーマでYouTube撮影依頼があり、ゴルフ我流道のBOOさんがアナライズの神田スタジオに来店。アイアンのライ角が合っているかどうかのチェック法、ライ角を合わせることの意味について動画を1本作りました。
ビバ!
めちゃくちゃ波長が合ってトークが止まらなかった♪
動画お楽しみに!@mark0916 ありがとうございました! pic.twitter.com/91hQ4l4ZQQ— BOO (@boofromGG) February 22, 2020
米国クラブメーカーのピンは40年以上前から、アイアンのライ角を合わせることにこだわり、ライ角を選べるようなモノ作りがなされています。他メーカーでアイアンのもライ角について言及しているところもありますが、それほど多くはありません。ライ角の重要性についてあまり言及していないところも少なからずあります。
さて、このアイアンのライ角。
アイアンは地面にあるボールを打つクラブなので、適正ライ角というのがあります。何が適正なのかと言うと、、、
インパクト時にアイアンのソール全体(もしくはソール中央)が地面と接地するのが適正ライ角です!!!!!!!!
アドレスでソールがべったり地面に着くのが適正ライ角だと思っている人もいたりしますが、これはあまり関係ありません。なぜかというと、ほとんどの人はアドレスとインパクトとでは手の位置が変わり、かつシャフトが縦にしなっているからです。かつてはアドレスでトウがコイン2枚入るぐらいが浮いているのが目安とか言われてますが、これもあくまで目安。大事なことなので繰り返しますが、インパクト時にソール全体(もしくはソール中央)が地面に接地するのがゴルファーの適正ライ角となるのです。ちなみにマーク金井の適正ライ角は7番で65.5度前後と非常にアップライトです。
ライ角が適正なアイアンを使うと、わらじのような長方形のターフ跡が残ります。対して、ライ角が不適正なライ角のアイアンを使うと、ターフ跡の幅は細長くなります。なぜなら、不適正なライ角のアイアンを使っているとソール全体が地面に接地していないからです。
適正ライ角のアイアンを使うと、ツアープロのようなきれいなターフ跡が残りますが、同時にメリットとしてはソールが地面にちゃんとコンタクトしているので打感が良くなるのです。逆に、不適正なライ角のアイアンを使っている人の場合、クラブ本来が持っている打感とはかけ離れた打感、すなわち打感が悪くなってしまいます。
ライ角が合っていないアイアンを使っているにも関わらず、「このアイアンは打感が良いので気に入っている」とかコメントする人がいたりしますが、こういうコメントを発する人ほど「軟鉄鍛造は打感が良い」という情報を鵜呑みにし、素材が打感を決めると盲信しています。
次にライ角が適正だと、重心の位置が適正になりフェースセンターで捕らえやすくなります。逆に、不適正なライ角のアイアンを使うと、重心の位置が少し上がり、フェースセンターで捕らえづらくなります。例えば、インパクトでヒール側が浮いたライ角のアイアンを使っていると、ヒール側が浮く分だけ重心位置は上がります。加えて、ヒール側が浮いている分だけトウ側でボールをヒットする感じになるのです。
ライ角が不適正だと方向性が悪くなると言われてます。確かにその通りなんですが、実は不適正なライ角のアイアンを使っていても真っ直ぐ飛ばしているアマチュアは少なからずいるのです。例えば、インパクトでヒール側が浮いたライ角のアイアンを使っていると、物理的にはボールは右に飛び出すことになります。でも、実際にボールが右に飛び出す人はそう多くなく、真っ直ぐ飛び出している人がいます。ゴルファーが無意識に右に飛び出さないように修正して打っているからです。
アマチュアの場合、ライ角を適正にしたらボールが真っ直ぐ飛ぶとは限らないのです。
不適正なライ角で真っ直ぐ飛ばす癖がついている人の場合、ライ角を適正にしたらボールが真っ直ぐ飛ばなくなる場合が少なからずあります。例えば、インパクトでヒールが浮くライ角のアイアンを使っている人の場合、適正ライ角に調整したら、ボールが左に飛んでしまう場合があるのです。ライ角を調整しても、スイング自体が変わらないからです。
不適正なライ角のアイアンを長く使っているアマチュアの場合、アイアンのライ角を調整したら、かえって真っ直ぐ飛ばなくなる場合が少なからずあるのです。この不都合な真実があるため、アイアンのライ角調整というのは「やればすぐにハッピーになれる」わけではありません。
では、ライ角調整はした方がいいのか? それともしない方がいいのか?
超私的なことを言わせてもらえば、クラブ本来の性能を引き出す、正しい打感を味わいたいならば迷わずライ角調整を行い、適正ライ角のアイアンを使うことをお勧めします。最初は方向性が不安定になるかも知れませんが、ずっと使い続けていけば徐々にやらなくていい調整をしなくなり、長い目で見ればスイングも良くなってくるからです。
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