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【おしえてマークさん】最新作は”外ブラ 国内向けとUSモノ”です。
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不覚にも風を引いてしまいました。火曜日くらいから喉が腫れ、水曜日ぐらいから咳と鼻水。木曜日にかかりつけの病院で薬を処方してもらい飲んでいます。幸いにもインフルエンザではなかったのですが、大事を取って予定していたラウンドセミナーをキャンセルさせていただきました。セミナー開催のゴルフ場様、ならびにセミナー参加の皆様には、この場を借りて深くお詫びし申し上げます。
風邪を引いたことでこの3日間ほどは外出を控え、その代わりに本を読む時間、YouTubeを見る時間を増やせました。このおかげで、ゴルフクラブがどのように進化していくのが分かり、アマチュアがなぜ上達しないのかについても窺い知ることができました。ちなみに、ヒントとなったのはこの本です。
困難な成熟 内田樹著
(夜間飛行 750円+税)
ゴルフとはまったく関係ない本です。ゴルフとはまったく関係ないことばかり書かれていますが、ゴルフに変換できるヒントがもりだくさんな本でもあります。
YouTubeもいくつか観ましたが、今どきの大型ヘッドを使いこなすキーワードになっているのが遠心力(外力)です。遠心力の力を上手く利用すると、リストターンを意識しなくてもフェースをスクエアに戻せることをレクチャーしている動画を何本も観ました。
今どきの大型ヘッドは重心距離が長く、手先の力でフェースを返そうとするよりも、遠心力の力によってフェースを閉じる(フェースを前に向かせる)方向に動かした方が再現性が高ことを物理的にレクチャーしています。
さて、この遠心力。
マーク金井のセミナーでは重り(ゴルフボール)がついたヒモをグルグル回してもらうことで、遠心力を感じてもらいます。ゴルフスイングをしてもらうよりも、このヒモをグルグル回してもらった方が、遠心力を感じ取りやすいし、遠心力をコントロールする感覚を養えるからです。
そして、このヒモをグルグル回してもらうとわかるのですが、ゆっくり回した時(回転速度が遅い時)と、速く回した時(回転速度)とでは、どちらの方が遠心力が強く発生するのかを感じ取ってもらいます。
説明するまでもありませんが、回転速度が遅いよりも速い方が遠心力が強く発生し、なおかつ軌道が安定します。止りそうになるほど回転速度を落とすと遠心力が弱くなるし、軌道が不安定になることも体感できます。
察しのいい人はもうお分かりでしょう。
今回のエントリーのテーマ、ドライバーとショートアイアンはどちらの方が凡ミスが出やすいのか!?
スイングが不安定で何を打ってもミスが出やすい人は、ドライバーよりもクラブが短いショートアイアンの方がミスが出づらくなるかも知れません。他方、遠心力を上手く使ってスイングできている人に関して言えば、ドライバーよりもショートアイアンの方がミス出やすい場合があるのです。
なぜなら、ドライバーの方が回転速度が速く遠心力が強く発生し、ショートアイアンの方が回転速度が遅く遠心力が強く発生しないからです。ショートアイアンは飛距離が出ないのでドライバーのようにOBが出ることはめったにありませんが、引っかけて左のバンカーに入れたり、右に押し出してショートというミスが出やすいクラブ。やさしいはずのショートアイアンでこの手のミスが出やすいのは、遠心力が強く発生していないため、スイング中に余計な動作が入り込んでしまいやすいのです。
やさしいはずのショートアイアンなのにグリーンに乗る確率が低い。特に、ショートアイアンで引っかけが出やすい人の場合、遠心力の発生が弱いためにミスが出やすいなっている場合が少なからずあるのではないかと超私的に思っています。
ゴルフは物理です。
ショートアイアンは短くてやさしいクラブと思われがちですが、遠心力という観点から見れば、決してやさしいクラブではありません。遠心力が強く発生させられないクラブであるから、ドライバーよりも練習量が必要なクラブであると超私的に思っています~。
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