10月21日 21時から マーク金井のYoutube生配信 マーク金井 ここだけの話 やります!! 日本オープンの話、ZOZO直前レポート?、どんな話が飛び出すか? Youtubeでは生でしか観れません
今週の国内男子ツアーは「日本オープン」。10年ぶりに古賀GC(福岡県)での開催となり、2日間の予選ラウンドを終え4アンダーでに立ったのはツアー未勝利の塩見好輝選手。1アンダーの2位にカン・キョンナム選手(韓国)がつけてますが、通算アンダーパーは2人だけというロースコアの展開。
予選カットラインは+8。これは今シーズンのツアー競技の中でもっとも低いスコアですが、前回古賀で開催された日本オープンの予選カットラインは+13。この数字からも分るように、古賀は数ある日本オープン開催コースの中でも屈指の難コースです。
昨年、横浜CCで開催された日本オープンは距離が7258ヤードでパー71。対して、今回の古賀は6817ydでパー71。パーの数は同じで、古賀の方が400ヤード以上短いにもかかわらず、どの選手もスコアメイクに苦しんでいます。そして、今年の日本オープンで目立つのがダブルボギー(ダボ)以上を叩く選手が非常に多いことです。特に、目立つのがパー3でのダボの多さ。石川遼選手は17番のパー3、初日、2日目ともダボでした。ホールバイホールをみると、2番と17番でダボを叩いている選手が目立っています。
では、なぜ普段めったにダボを戦いツアープロが立ちが古賀での日本オープンになるとダボが多いの? それもパー3でダボを叩く選手が多いのでしょうか?
パー3でダボが多いが理由、、、、それはワンオンを失敗したらとんでもないトラブルになるセッティングになっているからでしょう。テレビでご覧になっている方も多いと思いますが、古賀のグリーンは砲台でなおかつ傾斜が強い。加えて、グリーン周りには深いバンカーとラフ。ワンオンを狙ってグリーンを外すと、「寄せワン」できるようなエリアはほとんどありません。寄らない場所から寄せようとすれば、当然リスクが高いショットを選択することになって、リスクが高いショットを選択した結果、それが上手くいかないと即ダボになってしまっているのです。
要するに、日本オープンでの古賀のパー3ではティショットでグリーンを狙って失敗すると、ダボが出やすいセッティングになっているのです。
こんなことは出場選手は誰もやらないと思いますが、ティショットでワンオンをわざと狙わないようになれば、、、、2番と17番でダボを叩く選手は劇的に減るでしょう。石川選手も17番でわざとティショットをグリーンの手前にレイアップすえば、どちらも楽にボギーで上がれてたと思います。
もちろん、ティショットでグリーンを狙わないとパーやバーディーを取れる確率はグンと下がります。それが分っているから、たとえダボのリスクがあったとしても出場選手はパー3でワンオンを狙い、ひとつでもいいスコアが出るようにプレーしています。
日本オープンに出る選手は当然のことながら勝つために出ています。勝つためにはダボを叩かない戦略を立てることはできません。なので、上位の選手と下位の選手のスコア差が大きくなっています。予選ラウンドのトップのスコアは4アンダーなのに対し、最下位のスコアは23オーバー。36ホールプレーで実に27打ものスコアの差があるのです。
ひるがえって、2番と17番のパー3で日本を代表するツアープロたちが苦戦していることを考えると、100を切れない、90以上叩くアマチュアがパー3でワンオンを狙うこと、パー4やパー5でパーオンを狙うことと言うのは、実にリスクが高いとも言えます。
ゴルフはパーオンするのが良しとされてますが、パーオンを狙うほどにダボが出る確率が高くなるのです。例えば、150ヤードのパー3。これをわざとグリーン手前の花道に刻めば、パーやバーディーが取れる確率が下がる反面、ダボ以上を叩く確率も下げられるのです。
ゴルフは確率のゲームです。
日本オープンの古賀のように難易度が高いコースはそうそうありませんが、難易度が低いコースであってもダボ以上を叩くことが多いならば、一度、すべてのホールでパーオンを狙うのではなく、わざとボギーオンを狙ってプレーしてみる。これをやるとダボ以上の大叩きをかなり減らせるのではないかと超私的に思っています、、、、、。
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