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2019年09月19日超私的な試打インプレッション PING G410+ ドライバー

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Youtube動画 新シリーズ『ゴルフの真理』今回は、フジクラ スピーダーエボリューション6について語っています。動画の続きは こちらで


先週は姫路オープンゴルフフェスティバル2019、そして今週はサンテレビのゴルフ番組「中西清起・小林佳則の熱血ゴルフ塾」収録で姫路のビジネスホテルに宿泊しています。2週続けての姫路滞在となりますが、2週続けて兵庫県のゴルフ場でのプレー。クラブセッティングも2週続けて同じで、ドライバーは2本体制。

 

 1本は島田の軽量スチールシャフト装着のエピックフォージド(43.5インチ)
 もう1本は純正シャフト装着のG410+です。

 

 

姫路オープンの時はこの2本のドライバーが大活躍してくれてドライバーはノーミス。距離が短いホール、アゲンスト風が吹くホールではスチール装着のエピックフォージド、無風やフォロー風、距離の長いホールではG410+を使い、フェアウェイをキープすることができました。ちなみに、姫路オープンで同組の岩元プロもドライバーはG410+で、軽く280ヤード以上を飛ばしてました。

 

 

マーク金井はと言うと、軽量スチール仕様のエピックフォージドの飛距離は220~240ヤード、G410+の飛距離は250~265ヤードほど。姫路オープンが開催された姫路シーサイドの最長関ホール、8番は463ヤード(パー4)ではG410+のおかげでセカンドの残りは180ヤード弱。UTでグリーン奥のエッジに運び、パーでホールアウトできました。

 

 

ピンのG410+のヘッド特性についてはYouTubeでもじっくり解説してますが、今回は物理的な側面ではなく、実際にコースで使ってみての印象を超私的にレポートしたいと思います。

 

まずスペックですが、ロフトは9度。シャフトは純正のALTA JCB REDのSシャフト。つるやゴルフ神田駅前店で購入し、ウエート位置もノーマルポジションのセンター。リシャフトもせず、弾道調整もせず、つるしのまんまで姫路オープンで使いました。もちろん姫路オープンの前に赤羽の薄暮ハーフで2度ほどテストをし、このドライバーは「つるしが一番いい」という手応えがあったから、つるしのまんま使うことにしました。

 

 

つるしのまんまのスペックをざっと上げると、

 

 長さ 45.25インチ(ヒールエンド計測、60度法だと45.75インチ)
 重さ 303.7g
 バランス D1.5
 振動数 251cpm
 センターフレックス値 4.03
 ライ角 61度
 フェース向き -4.75度
 リアルロフト 8.5度
 重心角 30度

 

国内メーカーは300gを大きく下回るドライバーが多いですが、G410+は303.7
gと極端な軽量化がなされてません。普段305g前後のドライバーを使っているので、重さはドンピシャ。加えて振動数も251cpmとSらしい硬さを出しています。この2つのスペックでもわかるように、ピンはシニア(団塊世代)向けではなく、一般的にアマチュアゴルファーを意識したクラブ作りがなされています。

 

 

フェース向きに関してはかなりというか相当オープンですが、これはヘッドの座りが強く影響してます。ピンに限りませんが外ブラのドライバーの多くは、ヘッドをポンと地面に置くと、ゴロンとフェースが開く方向に回転します。このためフェース向きが強いオープンになり、フェースが強いオープンになるためにリアルロフトも減ってしまいます。

 

 

 ただし、硬い地面ではなく芝の上だとヘッドを地面に置いてもここまでフェースは開きません。芝の上だとフェースの向きは-1~2度、リアルロフトは9.5度ぐらいの感じになってくれます。

 

G410LSTはすでに所有してますが、G410+をわざわざ購入した最大の理由。それはヘッド重量にあります。LSTよりも+の方が約2gほど軽く、振り切りやすい。ヘッド重量が200gと、自分にとってちょうどいい重量。実際、コースで使ってもラウンド後半でもヘッドの重さを持て余すことがないです。

 

そして、そしてG410+の最大の魅力はヘッドとシャフトのマッチングが良いこと。鈴木愛プロもつるしのスペックだそうですが、ALTA JCB REDのSシャフトは、トップからダウンの切り返しでシャフト中間が「グニャリ」としなるために、切り返しで力みません。シャフトの中間剛性が低いことでタイミングが取りやすく、そしてインパクトゾーンでは先端側が適度に動くのでスクエアインパクトをシャフトが作ってくれるのです。力任せにスイングするよりもシャフトのしなりを活かしたスイングをすると、弾道はこれでもかってぐらい安定しますし、距離もちゃんと出ます。

 

G410+は慣性モーメントが巨大なため、重心距離がとてつもなく長いドライバーですが、シャフトのしなり戻りを上手く利用できると右へのプッシュアウト、そして引っかけのミスはまず出ません。逆に言うと、シャフトの挙動を無視して力任せに球を捕まえにいこうとすると、重心角30度の影響で左に大きく曲がるミスが出やすくなります。

 

 

渋野日向子選手はG410+スピーダー569エボリューションⅥのSRを装着しています。この組み合わせにも大いに興味があり、近々、渋野選手と同じシャフトを装着するつもりです。日を改めてG410+にALTA JCB REDスピーダーエボⅥを装着した比較試打インプレをさせていただきます~。

 

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