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2019年05月23日超私的な試打インプレッション PING G410 LSTドライバー

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関東エリアでも記録的な豪雨となった火曜日、ピンゴルフジャパンの本社にて新製品記者発表がありました。少し前からフェースブックやInstagramでも画像がアップされていましたが、ドライバーはG410 LST、アイアンではピンとしては初めての軟鉄鍛造で作られたブループリント、そして数量限定発売されるPLDブルーザーパターです。

 

 

それぞれのプロダクトはいずれもピンならではのアイデアが盛り込まれています。パターはネオマレット形状ですが、トウ&ヒール方向には高比重のカッパー(銅)の素材が採用され、左右方向のヘッド慣性モーメント6530gcm2。これは460ccドライバーと比較すると慣性モーメントの大きさは約1.5倍。創業者カーステン・ソルハイムの「重量周辺配分」の考えをこれでもかってぐらい踏襲されて設計されています。実際に打ってみましたが、ヘッド後方が非常に重くなっているので、オートマチック感が強く、フォローがでしやすいパター。加えて、慣性モーメントの数値が示す通り、ミスヒットに対する許容範囲の広さが手に伝わります。

 

 

数量限定なので衝動買いしたくてウズウズしてますが、お値段は本体価格が6万円+税。
PING本社で1本づつ削り出しで作られているので高価格なってしまうのは重々承知してますが、それでもG410LSTに迫る価格に少しビビってしまいました(笑)。カメラならばサクッと買ってしまう金額なのに、パターとなると3万円を超えてくるとなぜか財布の紐が緩みづらくなります。

 

 

ブループリントアイアンについては、画像だと「普通のマッスルバック」という感じですが、実物をみて「なんだこりゃ~」ぐらい驚きました。ヘッド形状、バックフェースはオーソドックスなんですが、これってミニチュアモデルっていうぐらいヘッドが小さい。今までいろんなマッスルバックを見て来ましたが、その中でも最も小さい部類。iBladeよりも一回り以上小さく、ソール幅も非常に狭く、トップブレードはバターナイフのように薄いんです。トウ側にタングステンのネジが埋め込まれてますが、ヘッドは中空とかではなく、丸棒から鍛造で作られた無垢(むく)です。

 

実際に打ってましたが、アドレスしたらフェースの幅とボールの幅がほぼ同じと勘違いするくらいヘッドはコンパクト。ピッチング、7番、5番アイアンと打ちましたが、普段大きいヘッドのアイアンを使っているので、とてもちゃんと打てる気がしません。実際、打ってみてもいい感じで捕らえた時とそうでない時とでは、キャリーで10~15ヤードぐらい変わりました。芯を喰った手応えはマッスルバックならではですが、ミスの許容範囲がここまで狭いクラブはシビア過ぎて、手に負えないというのが正直な感想です。

 

 

 そして続いて試打したのがG410 LST

 

 

G400の時は3兄弟がそろって登場しましたが、G410では先にプラスとSFTが発売。少し遅れて、今回LSTが発売されることになっています。

 

LSTでラインアップされるロフトは9度と10.5度ですが、今回試打したのは10.5度。シャフトは標準装着されるALTA JCB REDのS。長さは45.75インチ、シャフト重量はSで55g。ヘッド単体の重量は、

 

207.1g!!!!!

 

 

総重量は305g前後ですが、ヘッド重量が207gというのはかなりのヘビー級。市販ドライバーヘッドとしては最も重い部類でしょう。

 

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

 

G400LSTと比べると、右へスッポ抜ける感じがなくなり、ストレート弾道がかなり打ちやすくなってます。1球目ストレート、2球目ストレート、そして3球目もほとんどサイドスピンが入らないストレート弾道でした。プラス同様、ヘッド後方に移動できるウエートが配されていますが、スタンダードポジションでも捕まりが悪いとは感じません。自分が使うならば、スタンダードポジション、もしくはドローポジションで使いたくなる感じに仕上がっています。

 

スピン量に関しては、メーカーの意図通りに兄弟モデルよりも少し少ない感じです。ただし、前作(G400LST)と比較すると、ほんの少しですがG410LSTの方がスピン量が増えているという感じでした。

 

前作同様、G410もソール形状の影響でヘッドをポンと地面に置くと、フェースが開いた感じになります。この点は好みが分かれるかと思いますが、超私的にはヘッドをポンと地面に置いた時にフェースが開く方向に回転しない方が有り難いし、使い勝手も良くなると思っています。

 

 

ヘッド重量はかなりヘビー級ですが、実際にスイングしてみると思ったほどは手強い感じはありません。普段200g以上の重いヘッドに慣れている人ならば違和感なく使えると思いますが、普段195g以下の軽いヘッドを使っている人は重くて振りづらさを感じてしまうかもです。

 

そして、そして改めて感じたのが純正シャフト(ALTA JCB RED)の挙動。しなり感がニュートラルでタイミングが取りやすく、そして切り返しでほどよくシャフトがしなってくれます。ヘッドとの相性が良さも感じます。契約の鈴木愛プロも使っているそうですが、自分が使うとしても、このつるしのシャフトのまま使ってみたいです。

 

 

G410シリーズの真打ちとして登場したG410LST

 

 

ヘッド体積は他の兄弟モデルよりも5CC小さくなっていますが(450CC)、小さい感じは微塵もありません。低スピンが打てるタイプなのでロフトは10.5度でも吹き上がる感じがないので、まずは10.5度の純正S(ALTA JCB RED)を衝動買いしそうです~。。

 

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