マーク金井blog

2019年04月21日超私的な考察 難易度の高いコースでプレーする時に求められるスキルとは!?

 

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今週は水曜日と土曜日に千葉県のゴルフ場でプレーしてきました。ひとつは浜野ゴルフクラブ。もうひとつはブリック&ウッドクラブ浜野は日本を代表する井上誠一設計、ブリックは奇才、D・ミュアヘッドが設計しているコースです。

 

 

どちらも戦略性が高いコースではありますが、ほとんどのアマチュアゴルファーは浜野の方がプレーしやすいと答えるでしょう。ブリックに比べると、浜野の方がフェアウェイが広々としていますし、ティショットでプレッシャーがかかるホールがほとんどありません。対して、ブリックはティショットの狙い所がピンポイントで左右のミスが許されるホールがほとんどないからです。

 

普段90~100ぐらいのスコアでプレーするゴルファーならば、浜野よりもブリックの方が5~15打ぐらいスコアが悪くなるでしょう。しかしながらプロやハンデ3以内のゴルファーがプレーした場合ならば浜野とブリックとではそこまでスコアの差は出ないと思います。ブリックの方が2~3打ぐらい悪くなる程度だと思います。

 

では、なぜプロや上級者に比べると、アマチュアの多くはブリックで大叩きしてしまうのか?

 

 

ゴルフが下手だから、ミスショットが多いからだというのもありますが、、、もう少し具体的に言うと、次の3点に集約されます。

 

・アンフォースドエラー(致命的なミス)が多い
・アイアンの前後の距離感が悪い(ナイスショットとミスショットの差が大きい)
・出球(ボールを打出す方向)が安定してない

 

 

ゴルフはミスショットを打つとさらに打ちづらい場所にボールが飛びますが、ミュアヘッドのコースのようにアメリカンスタイルで難易度の高いコースはそれが顕著になります。
このため普段とミスショットの数が同じでも、ボールが変なところに行ってしまうために大叩きしてしまうのです。

 

 

また、難易度の高いコースほどわずかなミスが大トラブルになります。例えば、ブリックの場合は砲台グリーンが多く、1ヤードショートしただけでボールが崖下に落ちたり、たこつぼバンカーに入ります。やさしいコースならば花道からパターで打てるような場所に止まるはずのボールが、砲台打ち上げで寄せるのが至難な場所にボールが止まります。例えば、1番パー5、3番パー3、13番パー3は1ヤードでもショートしたら寄せワンなど到底無理な場所まで転がり落ちます。わずかなミスが大きなミスになるのでたまったものではありませんが、難易度の高いコースほどアイアンの前後のミスに対してシビアです。

 

ブリック&ウッドのWEBサイトより転載

 

 

そして難易度の高いコースほど、ティショット、アイアンショットとも正確な出球(打出し方向)が求められます。浜野は距離が長いのでティショットでは距離が求められる反面、出球(打出し方向)がある程度乱れても、OBにはなりませんし、セカンドでグリーンを狙えます。対して、ブリックは左右がOBの所が多いですし、ドッグレッグも多い。このためティショットの出球(打出し方向)の精度がかなり求められるのです。わかりやすく言えば、浜野は少々荒っぽいゴルフをしてもスコアは大きく崩れたりしませんが、ブリックの場合はそうは問屋が卸してくれません。荒っぽいゴルフをすると手痛いペナルティが待ち構えているのです。

 

 

難易度が高いコースというのは、スキーやスノボに例えるならば上級者ゲレンデ。上級者ゲレンデは斜度(傾斜)が25度以上と強くなり、視覚的な恐怖感があります。ゴルフの場合もしかりで、難易度が高いほセーフティーゾーンが狭いために、視覚的な恐怖感が増し、それがプレッシャーとなって余計にミスショットが出やすくなっています。

 

 

しかしながら、ゴルフの場合はスキーやスノボと違って転倒の恐怖はありません。ティショットに関して言えば、狭いセーフティーゾーンにボールを運ぶために必要なスキルは出球(ボールの打出し方向)をコントロールするスキル(技術)と、アンフォースドエラーを打たないことです。言い換えると、普段の練習では出球(ボールの打出し方向)をいかにコントロールできているかを確認しながらボールを打つことです。

 

ゴルフは物理です。

 

 

横峯さくらプロはジュニア時代、ドライバーを打つ時は練習場の奥に植えられていた1本の竹にボールをぶつける練習をしていたそうです。これは究極の出球コントロールの練習法でしょう。

 

ドライバー、アイアンともナイスショットしてもミスショットしても出球(ボールの打出し方向)が狙い通りになっている。これが難易度の高いコースを攻略するのに必要不可欠なテクニック(スキル)なのです~。

 

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