マーク金井blog

2019年04月18日超私的な考察  スチールシャフト装着のドライバーは重いのに、なぜ振りやすく感じるのか!?

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昨日は女子トーナメント開催を間近に控えた浜野ゴルフクラブのアウトコースをサクっとプレーしてきました。アウトとわざわざ書いたのは、18ホールではなくていつものごとく9ホールだけのプレーだったからです。9ホールに慣れてしまうと面白いもので、チャンピオンコースであっても9ホールで終わることに違和感がありません。8時07分のスタートでホールアウトしたのが10時15分。サクッと着替えて車に乗り込み神田には12時前には戻れました。

スノボもそうですが、ゴルフもプレータイムは2時間ぐらいがちょうどいいです。浜野は歩きのラウンドなので9ホールでもそれなりの運動量になります。

クラブセッティングは11本といつもより多めでしたが、ドライバーは最近出番が多いキャロウェイのエピックフォージド。エピックと言えばウエート外しが流行ってますが、このエピックフォージドはペリメーターウエートは最初から付いてません。ヘッドも他のエピックシリーズよりも軽めなので、ヘッドに5グラムほどの鉛を貼り付けてます。これでヘッド重量が約195gほどです。

シャフトは、これまた出番が多い島田ゴルフ製作所のスチールシャフト。シャフト重量は約100gとスチールとしては軽量ですが、カーボンと比べるとかなりヘビーです。装着するとドライバーの総重量は350g前後となり、マスターズで優勝したタイガー・ウッズが使うドライバーよりも25gぐらい重いです。

 

 

 

こう書くとスチール装着ドライバーは「とてつもなくヘビー」「ハードヒッター向け」というイメージになりますが、いざスイングすると拍子抜けするくらい振りやすいです。みんなのゴルフダイジェストの記事でも書かれてますが、女性でもそれほど違和感なく扱えてしまいます。神田のスタジオでは70歳を超えるシニアゴルファーにも振ってもらってますが、皆さん、サクッと振ります。いま主流の300g未満のドライバーに慣れている人でも、違和感を感じる人はほとんどいません。

 

 

 

昨日のラウンドでも、シニアで活躍されている徳永プロに振ってもらいました。「スチールシャフトのドライバーを打つは30年ぶり」とかおっしゃりながらも1発目からナイスショット。カーボンでは味わえないスチールならではの「ボヨヨーンしたしなり感」を気に入っていただき、ハーフで3回もスチールでティショットを打って下さいました。ちなみに徳永プロはマーク金井の高校の先輩で年齢は65歳です。

 

 

さて、このスチールシャフト装着のドライバー

 

 

 なぜに重いにも関わらず、振りやすく感じ、女性やシニアでも重さを気にしないでサクっと振り切れてしまうのでしょうか?

 

なにか特別な魔法があるわけではありません(笑)。重いのに振りやすく感じるのにはそれなりの要因があります。

 

ひとつは長さ。スチール装着のドライバーは長さが43~43.5インチ。これは通常のドライバーよりも2インチ以上短く、3Wとほぼ同じ長さ。ヘッド重量が同じでシャフトが短ければ、振った時に感じる抵抗は減少します。これが振りやすさにつながっているのです。

 

もうひとつはシャフトの肉厚の違いによるものです。YouTubeの「教えてマークさん」でも説明してますが、カーボンシャフトに比べるとスチールシャフトは比重が重いです。加えて、島田ゴルフの軽量スチールは約100gと超軽量。このため、カーボンに比べるとシャフトの肉厚が非常に薄くなっています。このため、スイングした時に肉厚が非常に薄い分だけ重さを感じづらいのかも知れません。加えて、スチールならではのマイルドなしなり感、「ボヨヨーン」とまったりしたしなり感がタイミングの取りやすさにつながり、それが重くても打ちやすいと錯覚しているのかも知れません。

 

 

そして、そしてここからは超私的な分析です。ゴルフクラブは先端側にヘッドがついており、このヘッドの重さを感じながらスイングしています。そして、同じ重さだとシャフトが長くなる分だけ振った時に重く感じ、シャフトが短くなる分だけ振った時に軽く感じます。これらを考えると、シャフトの重量というのは静的には重さに強く影響しますが、動的には実際の重さの差ほどは重さの違いを感じないということも考えられます。

 

ゴルフは物理です。

 

 

スチールシャフトを装着したドライバーが必要以上に重く感じない物理的な理由はまだ定かではありません。定かではないことを定かにしてくこともクラブ開発には必要不可欠だと思うので、これからじっくりと検証、分析、精査していきたいと思います〜。

 

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