マーク金井blog

2018年11月11日超私的な考察 ショートパットをしっかり強く打つのが難しい本当の理由とは!?

昨日は神田のスタジオにてアナライズセミナーを実施。前半は1ヤードの距離を緩まないで打つことを体感できるアプローチセミナー、1時間の休憩を挟んだ後半は、今回から新たな講座なるパッティングセミナーを行いました。パッティングセミナーについては撮影が入ってますので、近々、YouTubeにて全内容をアップ致します。

 

 

マーク金井は自他共に認めるパット下手です。にも関わらずパッティングセミナーを実施しました。パットが下手なのにセミナーを実施するなんて無謀とも言えますが、パットが下手だから実施できると超私的に思っています。パットが下手なので、セミナーでは自分の成功体験(持論)を展開しません。パットが下手が故に、物理的に「入るパット」とはどんなものかを懇切丁寧に説明できるからです。

 

 

アナライズパッティングセミナーでは、以下の2つのことを重点的に説明、かつ実際に体験してもらいます。

 

 

 パッティングで大事なのは打点位置
 パッティングの距離感で大事なのは、どんな距離でも1mオーバーの距離感で打つこと

 

打点位置についてはYouTubeをご覧になって下さい。パットが上手いプロはどんな打点位置で打っているのか、パットが上手い人と同じ打点位置で打つための練習法を詳しく説明しています。

 

 

距離感については、どんな距離のパットでもカップを1mオーバーした地点にボールを止める(止まる)タッチで打つことをレクチャーします。ショットであれ、パットであれゴルフをプレーする時に一番大事なことは、、、

 

 ボールをどこに止めるかを決めること!!!!!!!!!!

 

 

シンゴイズム(マイナビ)の中で片山晋呉プロも語ってますが、ゴルフはボールを飛ばすゲームではなく、ボールを止めるゲームです。強気の距離感で強く打つというのは、ショートのミスを防げますが、どこまでオーバーさせるかという数値的目標がありません。これではボールを止める、すなわち本当の距離感は身に付きません。

 

ただし、カップの先1mにボールを止めるという距離感は言葉でいうほど簡単ではありません。本当に1mオーバーする場所に止める距離感で打ち、カップインしなかった場合は1mのパットを打つことになります。1mの距離になると「お先」することはできませんし、カップのフチに止ったボールよりもカップインさせるのが困難になります。カップの1m先の距離感で打って外すと、3パット、4パットのリスクも抱えることになるのです。

 

加えて、カップの1m先に止める距離感でパットを打つ場合、ロングパットよりもショートパットが難しくなります。例えば、

 

 

5mの距離を打つのと50センチの距離を打つ場合、圧倒的に後者の方が1m先にボールを止める距離感で打つのに「ドキドキ」したり「プレッシャー」がかかります。

 

何故かと言うと、、、、

 

 

5mの距離を1mオーバーで止めるということは6m打つこと。カップまでの距離に対して2割強い距離感で打てばいいことになります。対して、50センチの距離から1mオーバーで止めるということは1.5mの距離を打つことになります。

 

 

察しの良い人はもうお分かりでしょう。そうです、50センチの場合、カップの1m先にボールを止める距離感というのは、カップまでの距離に対して3倍の距離を打つことが求められるのです。50センチでカップに届くのが見えているのにもかかわらず、実際は1.5m打たなくてはならない、、、、これはドライバーでボールを遠くに飛ばすことよりも、アイアンでグリーンの端に立つピンを狙うよりも、度胸が求められるのです。

 

 

ショートパットをカップの先1mに止める距離感で打つメリットは、傾斜や芝目の影響を受けづらくなります。傾斜や芝目を気にしないで真っ直ぐ狙っていけるメリットがあります。そして何よりも「カップに届かない」というショートのミスは出ません。いくらいいパットでもショートしたら永遠にワンパットの数は増やせないのです。

 

ゴルフは物理です。

 

 

50センチ、1m、1.5m。これらの距離は外せない距離ですが、ワンパットの確率を上げるために必要なことは「カップの先1mの所に止める」という距離感で打つ事が求められるのです~。

 

 

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