YouTube試打!マーク金井の打たずにいられない
今週末発売!タイトリストTS2ドライバーです
またもや台風が日本列島を縦断しました。今回の台風も風がとにかく強く、各地でクルマの横転、屋根が吹っ飛ぶ等、信じられないような被害が発生してます。一昨日(日曜日)はこれまでの経験を踏まえて、首都圏は昨日20時以降、JRは全線運休しました。
台風が直撃するのが分っていたので、ゴルフトーナメントもスケジュールを大幅に変わり、日本女子オープンは最終日のスタート時間を大幅に繰り上げ、そしてアウト、インのツーウエイ方式になりました。最終組がスタートしたのは9時15分で、13時40分くらいにホールアウト。3日目に菊地絵理香選手と共にトップに立ったユ・ソヨン選手が最終日もスコアを5つ伸ばし15アンダーで優勝。ソヨン選手はこれで、ナショナルオープンのタイトルは米国、カナダ、中国に続いて4つ目です。
マーク金井は水曜日(練習日)と日曜日(最終日)に現地観戦。水曜日は練習場、日曜日は1番グリーンのパッティングと2番のティショットをじっくりと観戦してきました。
練習場でまず目についたのが韓国勢。申ジエ選手、アン・ソンジュ選手、チョ・インジ選手、そして優勝したユ・ソヨン選手。いずれもスイングプレーンがしっかりしており、いわゆるオンプレーンなスイングの持ち主。加えて、練習にも工夫を凝らしており、インジ選手はムチのように軟らかいシャフトの練習器具を使い、ソヨン選手は練習器具と地面に置くスティックを併用してボールを打ってました。
日本選手も地面にスティックを置く練習をしてますが、ソヨン選手はスティックの置き方が実にシビア。1本はターゲットライン上に置いているのですが、もう1本はなんとボールのすぐ前。少しでもヘッドが外から入ったり、少しでもヘッドが外に抜けてしまうと、ヘッドがスティックに当たる感じになっているのです。
10分ほどソヨン選手がボールを打っているのを観ていましたが、ヘッドがスティックに当たることは一度もありません。加えて、ボールはターゲットラインに対して真っ直ぐ、もしくはほんの少し右に出るだけです。ターゲットラインよりも左にボールを打ち出すことは皆無でした。日本選手も良い球を打ってましたが、出球(ボールの打出し方向)の精度に関しては、ソヨン選手が別格です。彼女を観ていると、、、
目的 ・狙った方向にボールを打つ
手段 ・オンプレーンなスイングをする
という意図をハッキリと感じ取れました。ナショナルオープンはセッティングがタフですが、ソヨン選手にとってはセッティングがタフになるほど自分に有利な展開になると思っているのかも知れません。インタビューができるならば、そのあたりを本人に聞いてみたいです。
日曜日はスタート時間が早まったため、最終組の一つ前の組と、最終組をコースで観察しました。1番ホールのピンポジションはグリーンの奥。最終組の一つ前、畑岡奈沙選手は手前5メートルに乗せ、これを見事に1パット。最終組では菊地絵理香選手はさらにピンそばに乗せ、手前3メートル弱のバーディーチャンス。上り傾斜が読み切れなかったのか、打ち過ぎてオーバーするのを嫌がったのかは本人しか分りませんが、わずかにショートしてパーでホールアウトしました。ソヨン選手は右手前8メートルぐらいの距離を確実に寄せて2パットでパーでした。
まだ1番が終わっただけですが、この時点で気になったのが菊地選手のパッティング。大事に行こうとしたのかどうかは定かではありませんが、弱気なパッティングでは同組のソヨン選手にプレッシャーをかけることはできません。野球に例えるならば、ワンアウト3塁で点を取れない感じ。勝負の流れが悪くなる予感がしました。
続く2番は168ヤードのパー3。
グリーン左サイドにバンカーがあり、ピンポジションは左。ティグランドに立つと、バンカー越えの位置にピンが立っています。最終組、菊地選手はグリーン中央を狙うものの、ひっかけて左のラフに。ここをボギーにしました。
チャンスのあとにピンチありで、ここをボギー。
流れの悪さを感じました。その後、テレビ観戦しましたが、17番に至るまで、バーディパットが打ち切れずショートする場面、フックラインでタッチが弱いためにカップの手前で左に切れることが度々ありました。1番のパッティングが決まっていたらと思うと、、、、あらためてゴルフは「ゲームの流れはパットが作る」ということを思い知らされました。
ちなみに、1番でバーディを決めた畑岡選手は2番でバーディーを奪っています。ティショットはピンを狙わずグリーン中央狙い。狙い通りにグリーン中央にワンオンし、やや長めのバーディーパット(推定8~10メートル)を放り込んでます。これを現地で観たので、facebookに思わず「畑岡選手が優勝に一番近い」と書き込みました。
優勝したソヨン選手も2番ではグリーン中央を狙い、グリーン中央にワンオン。危なげないショットを打ち、グリーンでも危なげない2パットのパーでホールアウト。その後も、これでもかってぐらい危なげないショット、危なげないパットを打ち、ノーボギー、5バーディー。ボギーを打たないわけですから畑岡選手は追いつこうと思っても追いつけません。ピンチらしいピンチはひとつもなく、日本ツアー初優勝を日本女子オープンで成し遂げました。本人は「コース戦略がうまくいった」とコメントしてますが、ショットの精度が高いのに、ティショットで3Wを多用するところに並外れた強さを感じました。
今回の日本女子オープンのセッティングは女子の試合としては6677ヤードと距離が長く、ラフも深いタフなセッティング。雨でグリーンが止りやすくなったとは言え、雨だと距離が長くなります。優勝スコアは8~10アンダーぐらいかなと思ってましたが、ソヨン選手のスコアは15アンダー、2位の畑岡選手が12アンダー。このセッティングで15アンダーというスコアはJGAも予想しなかったのではないでしょうか。
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