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木曜日から金曜日にかけて九州に出張してきました。福岡エリアのゴルフ場を2ヶ所、そしてFBでもアップしましたが、日本最古のパブリックである雲仙ゴルフ場(長崎県)をプレーしてきました。雲仙は国内に現存するゴルフ場としては、神戸ゴルフ俱楽部に次ぎ、2番目に古いゴルフ場。1913年に開場ですので、すでに105年の歴史があります。
1泊2日で3つのゴルフ場でプレーしてきましたが、今回のクラブセッティングは、、、
ドライバー
UT
7番、9番、PW、SW(54度)
パター
赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮プレーしている時と同じく7本だけの身軽なセッティングです。ドライバーはタイガー・ウッズも使っているテーラーメイドのM3 460。シャフトはフジクラのスピーダー569TRを45.5インチの長さで使っています。
3コースとも初めてプレーするコース、加えて、セルフプレーです。事前にインターネットでコースの下調べもしません。ティグランドに上がり、目に入ってくる情報だけを頼りにプレーしたいからです。そして、初めてプレーするコースでは、「ボールが1個しかない」と思って回ります。ボールを無くさないように心がけると、ドライバーもアイアンも飛距離よりも方向性が優先され、必然的に安全策を取ります。一度も回ったことがないコースでは、安全過ぎるぐらい安全策を取る。超私的には、これがコース攻略の基本だと思っています。
今回は運良く、3つのコースとも「ボール1個」だけでホールアウトできました。M3とスピーダーTRの相性が良いこともありますが、方向性が安定していた最大の理由は、ショットに臨む時、ゴルフの物理を勘違いしなかったからです。
ゴルフの腕前に関係なく、ゴルフボールの飛び方はインパクトの瞬間で決まります。ボールが飛ぶ方向というのは、
インパクト時のフェース向き
打点位置(芯を外すとフェース向きが変る)
でほぼ決まるというのがゴルフの物理です。クラブを振る方向というのはボールが飛び出す方向に影響が少ないのです。例えば、アウトサイド・インに振ったらスライスすると言われてますが、アウトサイド・インに振ってもフェースが閉じていれば(ヘッドの軌道よりもフェースが閉じていれば)、ボールにドロー回転が掛かりますし、引っかけも出ます。逆もしかりで、インサイド・アウトに振ったらフックすると言われてますが、インサイド・アウトに振ってもフェースが開いていれば(ヘッドの軌道よりもフェースが開いていれば)、ボールにスライス回転が掛かりますし、コスリ球にもなるのです。
ゴルフの物理でまず最初に理解することは、、、
ボールが打ち出される方向は、インパクト時のフェース向き(打点位置)でほぼ決まる
ボールが曲がる(真っ直ぐ飛ぶ)かどうかは、軌道とフェースの関係で決まる
ゴルファーの多くは、右が嫌なホール(右に打ちたくない)と思うと無意識の内にアウトサイド・イン(左に)振る度合いが強くなります。逆もしかりで、左が嫌なホール(左に打ちたくない)と思うほど無意識の内にインサイド・アウト(右に)振る度合いが強くなります。これは初心者だけでなく上級者にも結構いて、恐らく、無意識の内に「振った方向にボールは飛び出す」という感覚があるのかも知れません。でも、この「振った方向にボールが飛び出す」ということをやってしまうと、大抵は、打ちたくない方向、危険な方向にボールが飛んでいきます。
スライサーが右のOBがあるホールで普段よりもスライスの度合いが酷くなってOBを打つのも、フッカーが左のOBがあるホールでチーピンを打ってOBを打つのも、すべてゴルフの物理現象(インパクト)を勘違いしているからに他なりません。
ボールを曲げない(真っ直ぐ打つ)ことは容易ではありませんが、ゴルフの物理現象を正しく理解していれば、ボールの曲がりをコントロールしやすくなり、OBや池ポチャを確実に減らせます。大事なことなので繰り返しますが、ボールが打ち出される方向というのは、ヘッドを振った方向(ヘッド軌道)ではなく、インパクト時のフェース向きで決まるということ。
そして、ヘッド軌道に対してフェースが開いていればボールにはスライス回転がかかり、ヘッド軌道に対してフェースが閉じていればボールにフック回転がかかるということ。
狭いホールやOBが気になるホールではプレッシャーがかかります。プレッシャーがかかった場面でゴルファーが本当に頼るべきことは「物理」(ボールが曲がるしくみ)です。メンタルよりも物理に頼った方が、ボールをひとつも無くさないでプレーできる確率はグンと上がるのです~。
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