マーク金井のここだけの話 8月6日21時から生配信決定
今回はマーク金井が、皆さんの質問にお答えする、オールリクエスト特集となっております。マーク金井にコメント欄にて質問してください。(コメント欄にコメントするには、YouTubeのアカウントを作って、アナライズチャンネルのチャンネル登録して頂く必要があります!ぜひこの機会に、チャンネル登録お願いします)
昨日は朝4時30分に起きて赤羽ゴルフ倶楽部で早朝9ホールプレー。スタート時間は6時ちょうど。この時間だと気温は30度あるかないか。風も生温い感じではなく、わずかですがひんやりしています。早起きさえちゃんとできれば、この時期は早朝9ホールがゴルフプレーにもっとも適していると思います。
赤羽は2グリーンで、2グリーンとも高麗芝。高麗はベントに比べると暑さに強い芝ですが、転がりはベントほどスムーズではありません。スティンプメーターは7~8.5フィートぐらいなことが多いので、ベントに慣れたゴルファーには「遅い」「思ったほど転がらない」ために、ロングパットだけでなく1m前後のショートパットでもカップに届かないミスが出やすいです。加えて芝目も強く、ベントのように流し込んで打つとカップ際で左右に切れることが多々あります。だからでしょう、「ベントよりも高麗が好き」というアマチュアゴルファーはそれほど多くありません。
さて、この高麗グリーンのパッティング。
昨日のFBで、高麗グリーンと相性が良いのは○○○のパターというのをアップしました。コメントを数多くいただきましたが、、、、
正解は浅重心のパター!!!!!!
です。ヒントはすでに画像でもアップしてますが、昨日使ったナイキのT字型のようにヘッドが薄べったい形状なほど、重心は浅く(浅重心)になります。対して、ネオマレット(大型マレット)形状になっているほど、重心は深く(深重心)になります。
では、なぜバリバリの高麗グリーンでは、今どきの深重心パターよりも浅重心パターの方が相性が良いのか?
重心の深さが異なると、ストロークのしやすさが異なります。転がりが遅くてもショートしないようにするには(距離を合わせるには)、ボールをしっかりヒットする必要があります。浅い重心のパターはヘッドの操作性が高く、しっかり打つ(パチンと打つ)のに適しているのです。重心が浅くなるほどストローク中、ヘッドの追従性が高くなるからです。逆に言うと、ネオマレットのように重心が深いパターというのは、ストローク中、ヘッドの追従性は高くありません。このタイプはゆったりヘッドを動かす方が挙動が安定するので、転がりが早いベントグリーンと相性が良くなります。
他にバリバリの高麗グリーンと相性が良いのは、、、
グリップは細め
ロフトは多め
ヘッドは軽め
ロフトが多めなほど、打出し直後にボールがキャリーする(宙に浮く)ので、芝目の影響を軽減できます。ヘッドが軽方が操作性が高く、かつインパクトが緩むのを軽減できます。グリップも細めの方が操作性が高く、かつパチンとしっかりヒットしやすくなるのです。
ちなみにバリバリの高麗グリーンと相性があまり良くないのが、、、
極太グリップ
ロフトが少ない
ヘッドが重い
もちろん、これらのパターで高麗グリーンを上手く攻略するプレーヤーもいると思いますが、一般的には、極太グリップは手首を使わないでゆったりストロークするのに適しています。ロフトが少ないパターはキャリーが出づらい分だけ、打出し直後に芝目の影響を受けやすくなります。重いヘッドは操作性が悪いことと、ヘッドが重いほどにインパクトで緩むミスが出るリスクも高まります。
40年前と違って、現在の日本のコースの多くは年間通してベントグリーンが主流です。高麗グリーンでプレーする機会が少ないゴルファーが数多くいますが、高麗は高麗ならではの良さもあると超私的に思っています。高麗グリーンは度胸が試されるし、距離感だけでなく芝目を読む技術も求められるからです~。
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