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マスターズウイークが終わりました。毎年、マスターズは最終日にドラマティックな試合展開が繰り広げられますが、今年も最後の最後まで勝負の行方が分りませんでした。終わって見れば、地元のパトリック・リードが1打差で逃げ切り優勝。1打及ばずの2位がリッキー・ファウラー、2打及ばずの3位がジョーダン・スピース。そしてグランドスラムがかかったローリー・マキロイは後半失速して5位で終戦。日本勢は松山英樹選手が19位、小平智選手は29位でホールアウトしました。
マスターズウイーク中、日本ではツアー競技の前哨戦として、千葉オープン、そして岐阜オープンが開催されました。どちらも2日間の短期決戦ですが、勝利を手に入れたのは石川遼選手。石川選手はどちらの試合も1打差で勝利を収め、国内開幕戦となる男子ツアー、「東建ホームメイトカップ」に出場します。前回のブログでは、石川選手は今季5勝以上すると予想しましたが、すでに2勝。超私的に予想すれば、今週の試合もパワーランク1位で、優勝する確率は8割以上、優勝争いする確率は9割以上でしょう。
そして先週の国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」では、鈴木愛選手が2位に4打差をつけて優勝。鈴木選手はこれで今季2勝、シーズン序盤からアン・ソンジュ選手と賞金女王争い繰り広げています。
さて、鈴木選手と言えばピンの契約選手で、ドライバーは同社の現行モデル「G400LSテックドライバー」。鈴木選手に限りませんが、女子ツアー選手は男性用モデルのドライバーを使っています。国内ツアーを戦っている女子選手で女性用ドライバーを使っている選手は今のところ見たことがありません。
ところが、ところがです。米ツアーでは女性用ドライバーを使っている女子選手もいるのです。米女子ツアーのメジャー第一戦、ANAインスピレーションは、2日間、8ホールにも及ぶプレーオフの末、パニーラ・リンドベリ選手が勝利しました。リンドベリ選手は2010年から米国ツアーに参戦していますが、彼女は女性用のピンのドライバーを使用。
では、なぜリンドベリ選手はわざわざ女性用ドライバーを使うのか?
ピンに限りませんが、男性用と女性用ドライバーの一番の違いはヘッド重量。例えば、ピンの場合、男性モデルのG400LSテックのヘッド重量は約201g。対して、女性用GLeは約186gです。女性用はシャフトが軟らかくて軽い、グリップが細くなっていますが、ヘッド重量が男性用に比べると、15gほど軽いのです。
ヘッドが重くなるのほど振り切るのにパワーが求められるます。リンドベリ選手の場合、201gだと重くて振り切りづらい、なので186gのGLeを選択したのでしょう。女性用を選んだというよりは、GLeは自分に最適なヘッド重量だと思ったから、こちらを選んだのだと思います。ちなみにシャフトに関しては女性用ではありません。男性用の50g台のシャフトを装着しています。
超私的なことを言わせてもらえば、白ティ女子で男性用ドライバーだと重くて振りづらいと感じているならば、リンドベリ選手の用に外ブラの女性用ドライバーに男性用シャフトを装着するのをお勧めしたいです。もしくは、男性シニア向けドライバー(シニア向けは総じてヘッドが軽目)を使うのもいいでしょう。ピンやテーラーメイドの男性用ドライバーのヘッド重量は200gを超えているので、これをちゃんと使いこなすには、鈴木選手ぐらいのパワーが求められます。
ちなみに、国内メーカーの女性用ドライバーのヘッド重量は180gぐらいが多いので、ピンの女性用ドライバーの185gというのは、女性用にしたら少し重めです。
クラブの重さというと総重量やバランスに目が行きがちですが、実はヘッド重量というのは、クラブ選びでかなり重要な要素です。少し前に、池田勇太選手が軽いヘッドのドライバーを使って話題になっていましたが、ヘッドの重さというのはスイングに少なからず影響を与えるのです。
一般的には非力な人は軽めのヘッド、パワーがある人は重めのヘッドを使った方がいいでしょう。しかしながら、これはあくまで一般論。非力な人でも重めのヘッドの方が相性がいい人もいれば、パワーがある人でも軽めのヘッドの方が相性が良い人もいます。
本当に自分と相性がいいヘッド重量を探すコツは、いろんな重さのヘッドを振ってみること。軽いヘッドと重いヘッドを打ち比べてみて、どちらの方がボール初速が出るのか、どちらの方がミート率が良くなるのか、どちらの方がスイングが安定するのかを調べてみることです。ちなみに、マーク金井の場合、ドライバーのヘッド重量は197~200gがストライクゾーン。200gを超えてくると重くてヘッドスピードが落ちてきます。反対に、195g以下になってくると、ヘッドスピードは上がるものの、肝心のボール初速が少し落ちてしまいます。
最近のドライバーはシャフトを簡単に脱着できるモデルが多くなったので、ヘッド重量を簡単に量れます。カチャカチャ式の場合、ヘッド単体の重量にスリーブの重量(6~7g)足したのがヘッド重量。例えば、シャフトを抜いてヘッド単体で193gだとしたら、実質的なヘッド重量は約200gとなります。
ヘッド重量を重くすると反発力が上がりボール初速が上がる半面、ヘッドスピードが上がりづらくなります。逆に、ヘッド重量を軽くするとヘッドスピードを上げやすくなる半面、反発力が下がってきます。なので、ゴルファーによって最適ヘッド重量というのは異なってくるのです。
ゴルフは物理です。
クラブ選びも物理です。
白ティ女子だけでなく、男性ゴルファーも本気でドライバーを選ぶならば、ヘッド重量にも大いにこだわって下さい~。
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