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2018年04月05日超私的な考察 石川遼プロも実践!! ひざ立ち打ちにはどんな効果があるのか!?

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マスターズの話、あの話など満載でお送りする予定です


いよいよ今週、メジャー第1戦のマスターズが開催されます。マーク金井は今から27年前(1991年)にマスターズを現地取材しましたが、当時も他のメジャーと違って華やかでした。コースはラフと呼べるハザードはありませんが、池とクリークの配置が絶妙。加えてグリーンのアンジュレーションが強烈で、少しでも歯車が狂うと世界の一流どころでも簡単に、ボギーやダボが出るコースです。今年はタイガー・ウッズが出場することもあって、練習ラウンドの時点から現地報道も積極的に行なわれています。

さて練習ラウンドと言えば、昨日は千葉オープンが開催される太平洋成田コースでも練習ラウンドが行なわれてました。JGTOのツアー競技ではありませんが、開幕戦の前週開催ということもあり、シード選手も出場してます。今年は、永久シード選手である片山晋呉プロ、そして選手会会長を務めている石川遼プロも出ます。もちろん、ふたりとも昨日は練習ラウンドを黙々とこなしてました。

当たり前ですが、練習ラウンドの時も選手は練習場でウオームアップをじっくりします。
朝8時過ぎから練習場で待機してたら、石川プロ、続いて片山プロが登場。そしてふたりともボールを打つ前に手にしたのがプレループでの素振り。まったくもって偶然とはいえ、ほぼ同じ時間に日本を代表するツアー選手が同じ練習器具で素振りしたのには驚きました。

そしてもっと驚いたのが、石川プロの練習です。最初はアイアンで普通にボールを打っていたのですが、30球ぐらい打った後、水平素振りを何度か繰り返し、その直後、ドライバーを手にして、、、

 

 ひざ立ちでボールを打ち始めたのです!!!!!!!!!!!

 

ひざ立ち打ちはアナライズのセミナーでも定番メニューですが、それを石川プロもやり始めたのです。石川プロの練習風景は何度となく観てますが、これまで一度もひざ立ち打ちをやったのを見たことはありません。恐らく、トーナメントの練習日にひざ立ち打ちをやったのは、これが初めてだと思います。

 

では、石川プロはひざ立ち打ちを練習メニューに加えたのでしょうか?

 

ここからは超私的な推測ですが、以前の石川プロはダウンスイングの前半でシャフトを地面と垂直下ろす意識の練習を繰り返してました。ダウンでシャフトが寝るのを嫌がってのことだと思いますが、これはあまり得策なことではありません。ダウンの前半でシャフトを立てるほど、その反動でダウンの後半ではシャフトが余計に寝やすくなるからです。

 

対して、昨日の練習では、しょっちゅう水平素振りをしています。これは昨年までとはまったく違う動き。

 

ダウンの前半ではシャフトを意図的に寝かせ、地面と水平、自分の背骨に対しては垂直にクラブを振ろうとしています。

 

これをやるとダウンの前半ではシャフトが寝ますが、同時に、ヘッドはプレーンに近づきます。その結果、ダウンの後半ではシャフトが寝づらくなって、オンプレーンにヘッドを入れていけるようになるのです。

 

そして、ひざ立ち打ちはヘッド軌道をシビアに確認できます。ダウンの後半でシャフトが寝てしまうと、ボールのはるか手前をダフります。また、ダウンの後半でシャフトが寝てしまうと、その反動でインパクトでフェースが被り、引っかけ球が出ます。対して、ダウンの後半でシャフト寝ないと、(オンプレーンにヘッドが下りると)、手前をダフることもありませんし、引っかけ球も出ません。捕まっているのに左に飛ばない球、ストレート弾道が打てるようになるのです。

 

ほんの少しだけ石川プロと直接話をさせていただきましたが、本人曰く「切り返し直後にシャフトを寝かせるぐらいの方が、いい感じでインパクトを迎えられますし、イメージ通りの振り抜け、イメージ通りの球が打てるようになってきました」とのこと。

 

クラブは進化し、クラブの進化に伴ってスイングも変ってきてます。

 

しかしクラブがどんなに進化しても変らないすことがあります。それは、プレーンに沿ってクラブを振り下ろすこと。ダウンスイングの前半でシャフトを立てるほど(地面に垂直に振り下ろすほど)、ヘッドはプレーンから遠い所に位置します。対して、ダウンスイングの前半でシャフトを寝かせるほど(背骨に対して垂直に近づけて振り下ろすほど)、ヘッドはプレーに近づいてくるのです。

 

ゴルフは物理です。

 

ひざ立ち打ちは50年以上前からプロがやっている練習法のひとつですが、これは今どきのクラブを上手く扱うコツを会得するのにも役立つ練習法です。ひざ立ち打ちで、ボールをちゃんと打てない人は、今どきのクラブを上手く使いこなすことが極めて難しくなるだけでなく、コースに出た時にミスショットが出やすくなる悪循環から抜け出すことも極めて難しくなるのです~。

 

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 超私的な考察

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