マーク金井blog

2018年03月01日超私的な提案 アマチュアがフェアウェイウッドを選ぶ一番大事なポイントとは!?

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今日から3月です。国内女子ツアーも今週が初戦で沖縄で開催されます。プロ野球も各地でオープン戦が始まってます。男子ツアーの開催はもう少し先ですが、ゴルフもプロ野球のように全国各地でオープン戦を開催してみるのも大いにアリな感じがします。

さて、マーク金井はというと3月もスキー&スノボ三昧が続いてますが、滑っていていつも感じるのが、「斜度と滑りの関係」。斜度(傾斜)が弱い時と、斜度(傾斜)が強い時とでは、無意識の内に滑り方が変わってしまいます。加齢も影響していると思いますが、自分で「この斜面は滑れる」と感じる斜度では、身体がスムーズに動き、ポジションも崩れません。ギャップに弾かれてもリカバリーできます。対して、「うわっ、急だなぁ」と感じる斜度では、転ばない(転びたくない)という感覚が強くなり、その結果、滑ることよりも転ばないことを優先した滑りになります。「この斜面は滑れる」という時に比べると、身体の動きはスムーズではありませんし、余計な動作を付け足します。このため転ぶことはありませんが、本来の滑りができなくてフラストレーションが溜まります。

 

 

 実は、この「斜面と滑り方」の関係というのはゴルフのクラブ選びにも大いに当てはまるのです。ゴルフにおいてスイングに影響するのが「ロフト角とスイング」の関係です。

例えば、フェアウェイウッド。

フェアウェイウッド(FW)はドライバーの次に飛ぶクラブ(飛ばしたいクラブ)ですが、ドライバーと違ってティアップしていつも打てるわけではありません。FWは主にティアップしていない状態、地面上のボールを打つクラブです。このため、ボールが上がりやすいクラブの方がミスが減り、かつ安定した飛距離が出ます。半面、ロフトが多いと飛距離を出しづらくなる場合が出てきます。

では、どれぐらいのロフトを使えば、FWでもっとも飛距離が出せるのか?

 

一般的にはFWは3Wがもっとも飛ぶとされています。3Wはドライバーの次に長く、かつドライバーの次のロフトが立っているからです。市販品の3Wを調べてみても、おしなべてロフトは15度前後です。対して、5Wのロフトは17~18度となってます。

 

 では、ロフト15度の3Wは本当に飛距離が出るのか?

 

ここで先ほどのスノボの「斜度と滑り」の関係が出てきます。ロフト15度の3Wでアドレスした時、「このロフトなら楽にボールが上がる」と感じられるならば、そのゴルファーにとって15度のロフトは難しくないでしょう。15度でボールが上がると感じられ、実際、イメージ通りの高さが出るショットが打てるならば、3Wが一番飛ぶFWになります。

対して、ロフト15度の3Wでアドレスした時「うわっ、ロフトが足りない」とか「うわっ、ボールが上がりづらい」と感じられるならば、そのゴルファーにとって15度のロフトはオーバースペック。ボールが上がりづらいと感じるクラブを手にしたら、、、、

 

 スイング中、無意識の内にボールを上げたくなったり等、余計な動作が加わる可能性が高くなります。そして、余計な動作が加わるほどにスイングが乱れ、ミスが出たり、飛距離も出づらくなるのです。

 

そしてFWの場合、ボールの上がりやすさといのはロフト、そしてフェースの厚みが影響します。例えば、同じ15度のロフトでもフェースが分厚いモデルは「ボールが上がりづらく」感じ、フェースが薄べったいモデルは「ボールが上がりやすく」感じます。

 

なので、一番大事なことは構えた時に、「これなら楽に上がる」のか、それとも「これは上がりづらい」のかを見極めること。この見極めに一番大事なことは自分の感性。数字だけに頼るのではなくて、感性に頼って見極めて下さい。そして、自分の感性と実際のショットの結果が同じになっていることが大事です。

 

 スノボもそうですが、ゴルフでも直感的に「これはいける」「これは難しい」という風に人間は判断を下しています。そして、その直感的な判断はおおよそ正しいのです。

 

 

誤解を恐れずに言えば、FWを苦手にしているアマチュアの多くはFWのロフト選び、フェースの厚みの選び方を間違っています。苦手なことに加え、苦手を助長するようなクラブを使っているのです。アナライズでは世界で一番やさしいと自慢できる3Wをラインアップしていますが、この3Wはロフトが17度で、フェースは薄べったい。加えて、ヘッドの投影面積が大きくなっています。5Wようなやさしさとアピールしていますが、こうアピールできるのは5Wと同じだけロフトが付いているからです。

 

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スノボは斜度で滑りが変り、ゴルフはロフトでスイングが変ることを、ぜひ覚えておいて下さい~。

 

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