フレループ!アナライズで発売開始
↑よろしくお願いします。
昨日はアナライズセミナーデー。前半は自分のダウンスイングのヘッド軌道をチェックする「オンプレーンセミナー」。1時間の休憩を挟んだ後半は、ダウンスイングの軌道を正しく導くためのノウハウをレクチャーする「脱アンダー星人セミナー」を実施しました。
どちらのセミナーともダウンスイングの軌道についてレクチャーしてますが、セミナー受講者の95%以上は、自分のクラブヘッドがどこを通っているのかの自覚がありません。このため、ヘッド軌道をチェックするドリル(水平打ち、ひざ立ち打ち)をやってもらうと、これでもかってぐらい自分のイメージと実際の軌道との間にズレがあります。水平打ちにおいてはボールの20センチぐらい下にヘッドが通過し、ひざ立ち打ちに置いては、ボールの30センチぐらい手前をダフってしまいます。
セミナーでは問題点がどこにあるのかを自覚してもらい、そして問題点の解決法についてレクチャーしてます。解決法については「ボールの20センチ下を振っているから、20センチ上を振って下さい」なんてことは絶対に言いません。そんなことではスイング(ヘッド軌道)が修整できないからです。ボールの20センチ下を振ってしまうメカニズムを説明し、20センチ下を振らないためのメカニズム(コツ)をレクチャーします。言葉で説明するよりも実際にレクチャーのシーンをみていただいた方が分りやすいので、近日中にセミナーの模様をYouTubeにてオンエア致します。
さて、前置きが長くなりましたが今回は前々回の続きです。50歳からドライバーの飛距離を伸す具体的な方法について説明します。
前々回、スライサー(アウトサイド・イン軌道)のゴルファーがインパクト効率を高めるためのコツを説明したので、今回はフッカー(インサイド・アウト軌道の)のゴルファーがインパクト効率を高めるためのコツについて説明します。
まず、インサイド・アウト軌道のフッカーの場合、一番嫌なミスは引っかけとチーピンです。チーピンとは真っ直ぐかやや左に飛び出し、そこからギュイーンと急激に左に曲がるミスのことです。チーピン曲がりが強いためにOBになる確率が非常に高いミスですが、実は、チーピンというのはインパクト効率という観点が見れば、決して悪いショットではありません。その証拠と言っては何ですが、チーピンの弾道は非常に力強く、落下後のランもたくさんでます。フワッとボールが舞い上がるようなソフトな弾道のチーピンというは打とうと思っても打てません。
ただし、チーピンは弾道が力強くても距離は出ません。なぜならチーピンは弾道が低くてキャリーが出ないからです。
では、どんな打ち方をしたらチーピンが出るのか?
チーピンはヘッド軌道に対してフェースがクローズ(左を向く)度合いが強い時に出ます。例えば、5度のインサイド・アウト軌道でフェースが3度クローズになるとチーピンが出ます。この場合、ヘッド軌道に対してフェース向きが8度もクローズになってしまっているからです。ヘッドスピード、ドライバーのロフトや重心位置によっても変わってきますが、一般的にはヘッド軌道に対してフェース向きが5度以上クローズ(左を向いた状態)になっていると、フックではなくてチーピン弾道になります。ヘッド軌道に対してフェースがクローズな状態というはインパクト効率は高いですが、クローズになりすぎた状態だと、ボールが上がりづらくなるだけでなく、スピン軸が左に傾きすぎてフックスピンが強くかかってしまうからです。
では、どうすればチーピンではなくてドロー弾道で飛ばせるのか?
ヘッド軌道に対してフェースがクローズになる度合いを減らせばいいのです。例えば、インサイド・アウト5度でスイングしている人の場合ならば、インパクトでフェースが3度オープンになればいいい。フェースを3度も開いたら右にプッシュアウトしそうな感じがするかも知れませんが、そうはなりません。インサイド・アウト5度でスイングしているならば、ヘッド軌道に対しては2度クローズになっているからです。ヘッドスピード、ドライバーのロフトや重心位置によっても変わってきますが、ヘッド軌道に対してフェース向きが1度~3度クローズを保っていれば、チーピンは絶対に出ません。ドロー弾道で飛距離稼げます。言い換えると、フッカーの場合は、インパクトでフェースがやや開いているのが(実際は、これでインサイド・アウト軌道に対してフェース向きやややクローズ)、左曲がりの度合いが弱まるだけでなく、インパクト効率が良くなって飛距離を稼げるのです。
では、ストレート弾道とドロー(フック)弾道とでは、どちらの方が飛ばせるのか?
超私的なことを言わせてもらえば、ストレート弾道よりも、チーピンにならない程度のドロー(フック)弾道の方が飛距離が出ると思います。チーピンにならない程度のドロー(フック)弾道を打った時の方が、ヘッド軌道に対してフェース向きがややクローズになっている分だけ、分厚い当たりになる(インパクト効率が上がる)からです~。
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フレループセミナーその1配信開始しました