マーク金井”ここだけの話”
8月14日月曜日21時配信決定
メジャー第4戦「全米プロ」は2日目を終えて松山英樹選手が首位をキープしています。このブログがアップされる頃には3日目の成績が出ているかと思いますが、月曜日の早朝のテレビ中継が今から待ち遠しいです。
ここからは超私的な予想ですが、前々から日本人選手が最初にメジャーに勝つとしたら、「全米プロ」だと思ってました。理由は、全米プロという試合と日本人選手の相性が良いからです。日本人選手でメジャーに勝ったのは2人いますが、2人とも全米プロです。
日本人選手で一番最初に海外メジャーに勝ったのは、樋口久子選手の「全米女子プロゴルフ選手権」(1977年)。次に海外メジャーに勝ったのは、井戸木鴻樹選手の「全米プロシニアゴルフ選手権」(2013年)。2度あることは3度ある。日本人選手で3人目のメジャーに勝つ試合は「全米プロ」じゃないかと勝手に思ってます。
さて、昨日はアナライズセミナーデー。午前中は1秒1000コマ撮影できるディテクトの高速度カメラを使っての「インパクトセミナー」。30分の休憩を挟んで午後からは、ヘッドがプレーンよりも下がってしまう癖を解消するための「脱アンダー星人セミナー」を実施しました。「脱アンダー星人セミナー」はアンケートによって新たに作った講座ですが、フックやチーピンが出やすい人の場合、90%以上の確率でアンダー星人になっています。T島ブログでお馴染みのT島選手も、典型的なアンダー星人です。
そしてT島選手だけでなく、もちろんマーク金井もアンダー星人でした。アンダー星人から卒業できたのはアナライズ神田スタジオを作ってしばらくしてからです。ちなみに、アンダー星人とは、ダウンスイングでヘッドがプレーンよりも下に入る。いわゆるインサイドからあおり打ったり、ダウンスイング後半で「シャフトが寝る」人のことを指しています。
- では、なぜ中上級者にはアンダー星人が多いのか?
- では、なぜ中上級者はアンダー星人から抜け出せないのか?
セミナーでは最初に説明していますが、アンダー星人になっている人は、好き好んでダウンスイングでシャフトを寝かせているわけではありません。シャフトを寝かせたくないのに寝ています。そして、アンダー星人の人はチーピンも出ますが、目を見張るようなナイスショットも打ちますし、調子が良ければそこそこ良いスコアも出ます。
ここがゴルフの面白いところなんですが、ゴルフの残酷なところでもあります。ゴルフクラブは間違った振り方をしていても、ボールをちゃんと打てる。ボールがちゃんと打てることがあるので、アンダー星人はダウンスイング後半でシャフトが寝ても、なまじナイスショットが打てるから、スイングを変えたくても変えづらくなっているのです。
そして、ゴルフスイングを矯正しづらい理由がもうひとつあります。それは、ほとんどのゴルファーは、、、、、
ヘッドを振った方向にボールが飛び出す!!!!
この感覚がスイング矯正を妨げているのです。アンダー星人の場合、チーピンのミスが出やすいこともあって、左にボールが飛ぶ(左に曲がる)のを極度に嫌います。その結果、ボールを狙いよりも右に打ち出したいという感覚(意識)があります。アドレスでは狙いよりも右を向き、かつボールを右に打ち出そうとします。その結果、ボールを右に飛ばしたい分だけ、ヘッド軌道はインサイド・アウトが強くなり、それがシャフトが寝てしまうことを発生させているのです。なので、アンダー星人の人は「ヘッドが振った方向にボールが飛ぶ」という感覚(意識)がなくならない限り、ダウンスイング後半でシャフトが寝るというのを矯正することが出来ないのです。
インパクトセミナーでも説明していますが、ドライバーを打った場合、ボールが飛び出す方向というのは、
ヘッドを振った方向(ヘッド軌道)ではなく、
インパクト時のフェース向きでほぼ決まります!!!!
ボールを右に打ち出したいならば、ヘッドを放り出すように右に振る(インサイド・アウト軌道)のではなく、インパクト時にフェースを少し開く、もしくは打点位置をややトウ寄り(先っぽ寄り)にすればいいんです。インパクト時のフェース向きでボールの出る方向が決まるということを理解し、そしてインパクト時にフェースを開けば(もしくは打点位置がトウ寄り)ボールは狙いよりも右に飛び出すことを理解し、それを実践する。
これがちゃんと出来るようになれば、インサイド・アウト過ぎる軌道にはなりづらく、ダウンスイング後半でシャフトが寝るのを防止できます。ダウンスイング後半でシャフトが寝なくなれば、もちろんアンダー星人から卒業できるようにもなるのです。
ゴルフは物理です。
そしてボールの飛び方はすべてインパクトの瞬間に決まります。
ひざ立ちスイング、そして水平打ち。アンダー星人は、この2つのドリルをすると何回やってもボールをクリーンに打つことができません。ボールのかなり手前をダフりますし、ボールの下のパイロンを叩き続けます。この2つのドリルでボールをちゃんと打てるようになる方法はありますし、練習ではシャフトが寝なくなります。しかし、ヘッドを振る方向にボールが飛ぶという感覚(意識)が少しでも残っていると、コースに出た時、アンダー星人はダウンの軌道がインサイド・アウトになり過ぎ、ダウンスイング後半でシャフトが寝る状態になるべくしてなってしまうのです~。
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