マーク金井blog

2017年08月01日超私的な考察 クラブが正しく円運動しているかどうかを判別する方法とは!?

昨日は夏場のルーティーンとなりつつある赤羽ゴルフ倶楽部の薄暮プレー。まだまだ暑さは厳しいですが、日の入りが少し早くなってきたこともあって、午後4時を回ると涼しい風を感じながらプレーできました。ひとりで回るつもりだったのですが、偶然にもMMT9のスタッフである小木さんが赤羽でプレーというのはFBで知り、急遽ツーサムで回ってきました。

 

赤羽で薄暮プレーする時、心がけていることが2つあります。ひとつはクラブやシャフト、ボールのテスト。これらは練習場でも試打できますが、性能をチェックするにはコースで実際に打った方が適しているからです。

 

もうひとつ心がけていることは、コースで練習することです。ゴルフの練習は練習場でするというのが相場ですが、練習場とコースでは景色も違いますし気分も違います。コースに出た時、ホールのレイアウトや景色に対して、自分が試したいことをどれだけ試せるかをチェックしています。なので、ナイスショットを打つこはほとんど考えてません。わざとミスショットを打つことも平気でやりますし、わざとボールを曲げたりもしています。コース出た時は、コースに出た時でしか練習できないことを存分にやっています。

 

昨日に関しては、同伴の小木さんがインサイド・アウトに振る癖が強いで、インサイド・インに振ることを徹底してコースで試してきました。ボールを打つ前の素振りで、インサイド・インに振る動作をチェックし、ボールを打つ時はそれだけを心がける。この時の評価は、ボールにフック回転が強くかかるのはダメで、スライス回転がかかるのはOK。

 

インパクト後、ヘッドがインサイドに振り抜ければスピン軸が左に傾く(フック回転)することはないからです。ヘッドをインサイドに振り抜くことばかりに気を取られると、アウトサイド・イン軌道になってスピン軸が右に傾く(スライス回転)ことはありますが、これは想定内のミスなのでOKなのです。

 

小木さんには、脱アンダー星人セミナーでやっている「インサイドに振り抜く」ためのタネと仕掛けを説明し、そして「インサイドに振り抜けてしまう練習法」を身振り手振りで伝えました。最初本人は「そんなにヘッドをインに入れるの?」と疑心暗鬼でしたが、実際にやってもらい、それをiPhoneで動画撮影したら「ええ~、これでちょうどいいんだ」と納得。シングルプレーヤーでもイメージと現実のギャップの大きさに驚いてました。

 

薄暮プレーでは、「ヘッドを丸く振る(インサイド・イン)」ことをイメージしているにも関わらず、何発かはインサイド・アウト気味になってました。それがなんとも悔しかったので、神田に戻ってコソ連。まず思いついたのが、このドリルです。

 

 ボールのすぐ向こう側にフェンス(壁)を作っての、椅子打ち!!!!!

これだとインサイド・アウト軌道だとインパクト後にヘッドが壁に当たり、
これだとアウトサイド・イン軌道だとインパクト手前でヘッドが壁に当たります。

 

 ボールを頂点にして、ヘッドをインサイド・インに振ることができれば、ヘッドを丸く振ることができれば、ヘッドは壁に当たることなくスイングできます。

 

かなりというかそうとう乱暴な方法ですが、これならばイメージと現実にギャップがあれば、その瞬間にヘッドが壁に当たります。ヘッドの軌道を正しくジャッジできるのです。

そして大事なことは、壁が気になってスイングに躊躇する人は、ゴルフクラブの振り方をどこかで間違っていると思って下さい。壁に当てないようにスイングするのではなくて、壁があっても、壁がまったく気にならない状態でスイングできるようになることが、このドリルの真の目的です。

 

 では、どうすればヘッドをインサイド・イン軌道で丸く振ることができるのか?

 

他の動きに例えるならば、、、、、

 

 車の運転に例えるならば、
 コーナーリングでアンダーステアな状態からオーバーステアな状態に変えること。
 タックインを使ってコーナーを急激にクルッと回ること。

 

 スノボに例えるならば、
 エッジを山側から谷側に切り替え、谷回りで鋭いターンをすること。

 

余計に分かりづらくなったかも知れませんが、どちらにも共通しているのは外力を上手く使って、円運動をしていることです。ゴルフスイングもしかりで、ヘッドに働いている外力(遠心力)を上手くコントロールすることができると、ヘッドをインサイド・インに丸く振ることができます。

 

ヘッドに発生している外力(遠心力)を上手くコントロールするコツは、ヘッドの軌道と手の軌道は違うということを理解すること、そして左右の手が違う動きをすること。特に左手の軌道を正しくコントロールすることがポイントになります。

 

壁に当たらないようにヘッドをインサイド・インに丸く振れると、ヘッドの軌道は3次元的にも良くなります。ダウンスイングでヘッドはプレーンに沿って動くよりになり、アンダー星人から卒業できます。もちろん、アウトサイド・イン軌道のカット打ちにもなりません。

ヘッドを丸く振るというのは、手の正しい軌道が分ればそれほど難しくはありませんが、手の軌道が間違っていると、インサイド・アウトになったり、アウトサイド・インになってしまいやすいです。手品と同じで、ゴルフクラブのヘッドを正しく丸く振るには、タネと仕掛けがあるのです~。

 

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法, 超私的な考察

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