先週の国内女子ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」は、単独首位から出た成田美寿々が6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算21アンダーで逃げ切り優勝。2015年「サントリーレディス」以来となる2年ぶりのツアー通算8勝目を挙げました。
国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」は、3日目を終えて1打差の3位だった宮本勝昌が9バーディ「63」の大会コースレコードタイを叩き出し、通算22アンダーとで逆転優勝。2014年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」以来となる3年ぶるのツアー通算11勝目を上げています。
どちらも4日間トーナメントでしたが、男子の優勝賞金が1000万円だったのに対し、女子の優勝賞金はなんと、なんと、なんと2160万円。女子の方が男子よりも2倍以上の優勝賞金を手に入れています。これまでは「女子は男子よりも賞金が低い」というのが常識でしたが、今回のこの常識が完全に覆されてしまいました。
さて、優勝した成田選手と宮本選手ですが、成田選手は典型的なドローヒッター、宮本選手は典型的なフェードヒッターです。成田選手はインサイドからヘッドを入れるのが上手く、宮本選手はアップライトな軌道からインサイドに鋭く振り抜いています。
ドローを打ちたいと思っているならば成田選手、フェードを打ちたいと思っているならば宮本選手が格好のお手本になりますが、2人のスイングを観察すると、体軸(背骨)の傾き具合でインパクトゾーンのヘッド軌道が決まることが手に取るように分ります。
成田選手はダウンスイングの後半からフォローにかけて、体軸(背骨)が大きく右に傾きます(左肩が上がって、右肩が下がる)。頭も後ろに残る度合いが強いですが、こういう風に体軸(背骨)が右に傾くほどに、ヘッドはインサイドから下り(シャローな軌道になり)、インサイド・アウト軌道でドローを打ちやすくなるのです。逆に言うと、体軸(背骨)を大きく右に傾けて、アウトサイド・イン軌道でヘッドを振り抜くことは、よほど器用な人を除けば、ほぼ不可能です。
対して、宮本選手は成田選手に比べると体軸(背骨)の傾きはごくわずか。ダウンスイング後半からフォローにかけて、体軸(背骨)は少しし右に傾きません(左肩の上がりが少なく、右肩の下がりも少ない)。頭も後ろに残る度合いが少ないですが、こういう風に体軸(背骨)の傾きを少なくするほどに、ヘッドはインサイドから下りづらくなり(スティープな軌道になり)、軽いアウトサイド・イン軌道でフェードを打ちやすくなるのです。
逆に言うと、体軸(背骨)が地面と垂直に近い状態で、インサイドからヘッドを入れてくることは、よほど器用な人を除けば、ほぼ不可能なんです。
ちなみに、アマチュアゴルファーも大別すると、この2人のどちらかのパターンに当てはまります。インサイドからあおって打つ、いわゆるアンダー星人になっている人の場合は、成田選手と同じようにダウンスイングで体軸(背骨)が右に傾いています。成田プロと違うのは、体軸(背骨)が右に傾く度合いが強すぎることと、成田選手に比べると振り遅れる度合いが強すぎるために、ショットが不安定になったり、フェアウェイウッドが上手く打てなかったり、ひざ立ち打ちをすると、ボールのはるか手前をダフってしまいます。
逆もしかりで、アウトサイド・インの度合いが強いカット軌道でスライスを打っている人の場合は、ダウンスイングで体軸(背骨)が地面と垂直になっており、右肩が必要以上に高いポジションでインパクトを迎えています。そして、宮本プロに比べると、インパクトゾーンで手元が動き過ぎるために(右手を使いすぎるために)、インパクトでフェースが大きく開き、フェードではなく、右曲がりの大きなスライスが出てしまうのです。
ゴルフは物理です。
どんな球を打つのかで、どんな球を打ちたいのかで、ゴルフスイングのタネと仕掛けは変わってきます。そして、スイングタイプによって飲むべき薬(悪癖矯正法)も変わってくるのです~。
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