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男子メジャー第3戦「全英オープン」が始まりました。場所はイングランド北西部のロイヤルバークデール。全英開催が2008年なので9年ぶりの開催となります。メジャー初優勝を狙う松山英樹は初日を2アンダー。二日目を終えてイーブンパーと絶好のポジションにいます。なんとかサンデーバックナインまで優勝争いに食い込んでもらい、日本中のゴルファーを寝不足にしてもらいたいものです。
全英オープンが開催されるリンクスに比べると、日本の河川敷コースは難易度はそれほど高くありません。ポットバンカーもありませんし、深いラフやブッシュもありません。でも左右にはワンペナもありますし、吹きさらしのホールが多いので風の影響をまともに受けます。ボールコントロールの難しさという意味では、リンクスと河川敷はちょびっとだけ似ていると勝手に思っています。そして、ボールコントロールしづらいコースなのでクラブやボールの性能評価にはうってつけです。ノープレッシャーで打つよりも、プレッシャーを感じながら打った方が、その道具の本当のパフォーマンスをチェックできると思っているからです。一昨日の木曜日も、目新しいボールを持ち込んで赤羽のインを薄暮プレーしてきました。
そこで今回のエントリーは最新ボールの超私的な比較試打です。試打したのは、スリクソン「X」とブリヂストンツアーBの「X」。どちらも先週、展示会で発表されたで出来たてほやほやの最新ボール。スリクソン「X」は新しいジャンルのボールとして登場し、ブリヂストンのツアーB「X」はツアーB330Xのリプレイスモデルです。
メーカー資料(セールスポイント)をひもとくと、、、、
スリクソン「X」
・ドライバー飛距離を徹底追求(ターゲットはドライバーを飛ばしたい人)
・待望の飛びすぎ「X」(ルール適合)
・打感はソフトではない(同社のボールの中で一番硬い)
・サーリンカバー(スピン性能は求めていない)
ブリヂストンツアーB「X」
・ツアーB330のテイストを残している
・打感は選べる(Xは硬め、XSは軟らかめ)
・ウレタンカバー(スピン性能が非常に高い)
スリクソンもツアーBもアスリートブランドですが、スリクソンは飛びに特化していることを考えると、スピン系ではなくてディスタンス系に属するボールと言えます。対して、ツアーB「X」の方はウレタンカバー採用のスピン系ボールです。同じ土俵(ジャンル)のボールではないことをあらかじめご理解の上、超私的な試打インプレを致します。
では、実際にコースで打ってみてどうだったのか?
赤羽では1番から3番まではスリクソン「X」を使い、4番から6番まではツアーB「X」を使ってプレーしました。赤羽は毎週プレーしているのでボールの飛び方がどれぐらい違うのを知るのにはうってつけです。
スリクソン「X」
・打感は硬め、特にカバーの硬さを感じる
・ドライバーの飛距離 ○
ドライバーのスピン量 ◎◎
・アイアンの飛距離 ◎◎
アイアンのスピン量 △
・アプローチの距離感 △
アプローチのスピン量 △
・パットの距離感 ○
ツアーB「X」
・打感は硬め、コアの硬さを感じる
・ドライバーの飛距離 ○
ドライバーのスピン量 ◎
・アイアンの飛距離 ○
アイアンのスピン量 ◎
・アプローチの距離感 ◎
アプローチのスピン量 ◎
・パットの距離感 ○
どちらもルール適合ボールの中ではボール初速が出ます。そして、わずかですがスリクソン「X」の方が反発が高く感じました。ボールの反発よりも違いを感じたのがカバー材質です。スリクソン「X」はアイオノマーで硬い材質です。このため、アイアンやアプローチではインパクトでスリップする感じが手に伝わり、実際、ボールもフェース面上でスリップするため、打出し角が高くなります。そしてスピンがかかりません。超私的なことを言わせてもらうと、ドライバーを打った時よりも、アイアンを打った時の方が「飛び」を感じさせてくれるボールです。ドライバーに関しては、ボール初速が出るというよりは低スピン弾道で飛距離を稼げる感じがしました。
対して、ツアーB「X」はウレタンカバーが採用されているので、インパクトでボールがスリップする感触はありません。アイアン、アプローチはイメージ通りの打出し角でボールが飛び出しますし、スピンもしっかりかかります。ドライバーの飛距離性能に関してもスピン系ボールの中ではトップクラス。ドライバーに関してはスリクソン「X」に比べるとスピンが少し多い感じですが、スピン系ボールの中では低スピン弾道が打ちやすいボールです。
ゴルフは物理です。
クラブも進化していますが、それ以上にボールは昔に比べると劇的に進化しています。そして、ボールの性能は細分化されています。誰が打っても飛ぶクラブが存在しないように、誰が打っても飛んで止まるボールというのは存在しないのです~。
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