昨日の神田エリアは梅雨らしい天気でした。傘が手放せない1日でしたが、マーク金井はプロ野球、交流戦を観戦。雨の影響を受けない快適な東京ドームで、巨人vsソフトバンク戦を観てきました。先発は巨人が菅野でソフトバンクが東浜。交流戦で負けが続いている巨人でしたが、菅野が強力ソフトバンク打線をヒット3本に抑え、巨人が連敗脱出しました。
さて、毎週火曜日はゴルフ雑誌の発売日。昨日も週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフが発売されましたが、マーク金井が注目したのはこの記事(この漫画)。
オーイ! とんぼ
第136話 感覚論
原作のかわさき健さんとは一度だけ一緒にプレーしたことがありますが、元研修生だけあってゴルフの腕前はそうとうなもの。ゴルフが上手いだけでなく技術についても見識が深く、それが作品にあふれています。今回の感覚論にしても、技術を論理的な側面から、そして感覚的な側面から見事に説明されています。スピードラーニングは「聞く」だけで英語が上手くなるそうですが、オーイ! トンボは「読む」だけでゴルフが上手くなれる漫画だと思います。
今回のテーマは球の高低の打ち分けでしたが、例え話が秀逸でした。シャフトのしならせ方で球の高低を打ち分けるのですが、シャフトのしならせ方を、電車に乗っている乗客で例えられてます。
マーク金井もシャフトセミナーでは、例え話でシャフトのしならせ方(逆しなり)について説明してます。具体的に言うと、
- クルマを運転中に急ブレーキを踏むと、急ブレーキの反動で体は前につんのめる。
- クルマを急発進させると、急発進のエネルギーで体はシートに押しつけられる。
要するに、シャフトというのは手元側が加速状態から減速すると、その反動でシャフトは逆しなりが発生し、ヘッドを効率良く走らせることができるのです。逆に、インパクトゾーンで手元が加速し続けると、シャフトはヘッドが遅れた方向にしなったままの状態なので、シャフトの逆しなりは発生しづらくなり(ヘッドが遅れた状態になったまま)、ヘッドスピードも上がりません。
シャフトの逆しなりというのはダウンスイング後半からインパクトにかけて発生させますが、インパクトゾーンで手元を速く動かしてしまう人の場合、頭では分っていてもいざボールを前にすると、上手くできない人が少なからずいます。ボールがあるとどうしても手元に力が入ってしまい、手元の力でヘッドを走らせたくなるからです。
漫画でも描かれてますが、手元を減速させる感覚が今ひとつ上手くできないならば、ボールに当たると同時に手元を引き戻すドリルがお薦めです。これは40年ぐらい前ぐらいから、林由郎プロがバンカーショットの極意としてレッスンされてますが、引き戻しを意識すると、インパクトゾーンで手元が減速し、その反動でシャフトがしなり戻ります。こうやってバンカーショットを打つとボールが高く上がるだけでなく、スピンもしっかり効くようになるのです。
(こちらの動画、22分49秒ぐらいに引き戻しのバンカーショットが実際に観れます)
この40年でゴルフクラブは劇的に進化し、そして変化しています。ただし、クラブの基本的な構造は変わってません。ゴルフクラブはグリップ、シャフト、ヘッドという3つのパーツによって作られ、そしてシャフトの延長線上から離れた位置にヘッドがくっついてます。基本構造が変わっていないので、シャフトのしならせ方についても、昔も今もなんら変わらないのです。
ちなみに、オンプレーンセミナーで実施している水平振り、ひざ立ち打ちというのも、40年前からあったドリルです。恥ずかしながら、40年前のマーク金井はどちらも上手く打てなくて、特にひざ立ち打ちは50センチ以上手前をダフってばかりでした(汗)
今、セミナーでは水平打ちもひざ立ち打ちも、何の問題もなくデモンストレーションできますが、それは理由があります。たくさんボールを打ったから出来るようになったのではありません。スイングのタネと仕掛けが分ったからです。スイングのタネと仕掛けについては、アナライズのオンプレーンセミナーで常時レクチャーしています~。
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